50社受けて、ほぼ全滅。就職活動で大手企業では全滅した鶸田道人(塩野瑛久)は、のちに勤めることになるITコンサルティング会社《TALON》の面接会場で、鷹野ツメ子(菜々緒)と出会う。
スマートな身のこなし、公共放送のアナウンサーのようなきれいな声、余裕のある微笑み…圧倒的な《デキるオーラ》を醸す鷹野を、一目で「デキる人」だと直感する鶸田。
 
翌年――、無事にTALONに入社した鶸田は、面接の時に一目置いた憧れの鷹野と同じ営業部に配属される。
真剣な表情で、颯爽と作業をこなす彼女だが、なんと入社して3カ月、資料のホチキス留めしかしていなくて(それさえもズレまくっている)――!? 
そう、鷹野はそのいかにもデキそうな容姿とは相反し、圧倒的に《無能》だと発覚。
社内ニートになっていたのだ…!
 
鷹野の指導係である鳩山樹(井浦新)、鶸田の指導係・雉谷耕太(工藤阿須加)、鵜飼朱音(さとうほなみ)らが見守る中、「難しいことを考えると頭が痛くなる」とパソコンでのグラフ作成もままならず、「何がわからないのかが、わからない」と笑顔で肩をすくめる鷹野。
いやいやまさか、こんなに無能な人間が存在するはずがない…能ある鷹は爪を隠すっていうし…秘められた能力があるのでは、と勘繰る同僚たちの期待は、ことごとく、美しく、裏切られてゆく―。
 
一方鶸田は、初対面の相手から向けられる、自分を値踏みするような視線に臆してしまい、契約が取れない日々が続く。
「第一印象最弱の自分は、営業職に向いていないのでは…」と悩んでいたところ、うっかり部長の朱雀又一郎(高橋克実)が、無能すぎる鷹野をクビにしようと密談している姿を目撃。
どこか他人事ではない気持ちになった鶸田は、なんと鷹野を営業のパートナーに指名して…?
“有能”に見える女ד無能”に見える男の最強タッグが奇跡を起こす―!? 
肩の力を抜くどころか膝かっくんしちゃう“超“チル”なお仕事コメディ爆誕!