(90) 
7月15日(月)
午前7:15〜午前7:30(15分)
大京オープン最後の日にトラ(菊池隆則)はクリキン(舟木一夫)を呼び出す。
クリキンは黒田(國村隼)に、クビにするスタッフ、役者一同も集めさせる。
また、その日は、樹里(井元由香)の京都ロケ最後の日でもあった。
クランクアップの瞬間、杉本(堺雅人)が見守る中倒れる樹里。
運ばれた病院では、もう手術できないと言われる。
オープンセットでは、美月(岡本綾)たちが見つめる中、トラとクリキンの一騎打ちが始まり…。

(91) 
7月16日(火) 
午前7:15〜午前7:30(15分)
撮影所の閉鎖から半年たち、大京映画は小さなビルの一室で再スタートを切っていた。
杉本(堺雅人)は、制作する旅番組「古寺探訪」のゲストにと、作家の麻生祐二(沢田研二)の返事を待っている。
晋八(仁科貴)はカツドウ屋でうどんを作っているが、殺陣師として生きて行こうとしている。
美月(岡本綾)は、滝乃(大竹しのぶ)に従い見合いをしたりしている。
そこに薄汚れた格好をした錠(長嶋一茂)が、美月の前に現れて…。

(92) 

7月17日(水) 
午前7:15〜午前7:30(15分)

椿屋を訪れた麻生(沢田研二)に驚きを隠せない滝乃(大竹しのぶ)と、滝乃の様子がおかしいことをいぶかる美月(岡本綾)。
そんな滝乃の様子を見て、なぜか動揺する春夫(段田安則)に、そんな春夫が面白くない愛子(賀来千香子)。
大京映画では、黒田(國村隼)と関川(石井正則)と杉本(堺雅人)の前に錠島(長嶋一茂)が現れ、自分を主役に映画を作らないか、と言う。
杉本は今のジョーには魅力が無い、ときっぱり断るが…。

(93)

7月18日(木) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

麻生(沢田研二)と滝乃(大竹しのぶ)が親し気に話しているのが気になる春夫(段田安則)。

美月(岡本綾)は見たことないような着物を引っ張り出して着ている滝乃の様子を見て声をかけ、女優は滝乃のように不思議な魔力を持った人がやる仕事なんだと言う。

翌朝、美月が椿屋の表を掃除していると、麻生が出てきて、美月に一緒に散歩に行こうと誘う。

滝乃は行くな、と目で合図するが、美月は麻生と話してみたい気持ちが勝り…。


(94) 

7月19日(金) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

美月(岡本綾)は麻生(沢田研二)と散歩に出かけ、麻生と滝乃(大竹しのぶ)の過去の話を聞く。美月が愛子(賀来千香子)に、滝乃と麻生の話をすると、愛子は春夫(段田安則)に、その話を知っていたか、と聞く。春夫と愛子が口げんかになり、愛子が家を出て行く、という話になったところで、梓(茂山逸平)が二人のけんかを止めるために、大学を辞めると言い出す。美月は、麻生の部屋に茶をたてに行き、麻生から頼み事をされ…。


(95) 

7月20日(土) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

麻生(沢田研二)は、美月(岡本綾)と滝乃(大竹しのぶ)を前にしてプロポーズする。滝乃は昔のことは忘れたと断るが、麻生は椿屋を捨てろとも、一緒に暮らしてくれとも言わないから、結婚してほしい、一番近い人でいてほしい、と熱く語る。一か月後、滝乃は美月、愛子(賀来千香子)、春夫(段田安則)、梓(茂山逸平)を集め、三月で椿屋を閉めることにした、と言い、愛子にこれまで働いてもらった給金を貯めた、と通帳を渡す。