大阪地検のエース「能面」vs.特捜部のホープ「鬼面」

国有地払い下げにともなう贈収賄疑惑に、担当の特捜検事による文書改竄――

大阪地検を揺るがす大事件に秘められた真相とは?超人気検察ミステリー第二弾!!


学校法人に対する国有地払い下げに関して近畿財務局職員の収賄疑惑が! 

大阪地検特捜部が捜査を始めるが、今度は担当検事による文書改竄疑惑が浮上する。

相次ぐ不祥事に最高検から調査チームが派遣され、一級検事の不破俊太郎も特捜部の調べに加わることに――。

どんな圧力にも表情を変えぬ<能面検事>が、事務官の総領美晴とともに難事件の真相を追う!


●中山七里(なかやま・しちり)

1961年岐阜県生まれ。

『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、2010年にデビュー。著書に『スタート!』『秋山善吉工務店』『こちら空港警察』『おわかれはモーツァルト』『彷徨う者たち』『テロリストの家』『有罪、とAIは告げた』『ヒポクラテスの悲嘆』など多数