手術をすれば二度と目覚めることはできない…困難を極めるミヤビ(杉咲花)の病状が三瓶(若葉竜也)の前に立ちはだかる。
ミヤビの決意と三瓶の胸中は…物語は最終章へ。
一過性健忘の症状が現れ、突如、三瓶(若葉竜也)が誰だか分からなくなってしまったミヤビ(杉咲花)。
今回は軽い発作で済んだが、大迫(井浦新)は三瓶にミヤビの病状を詳しく伝えた上で、手術するにはあまりにも危険だから絶対に手を出すなよ、と釘を刺す。
 
 
数日後、絵描きの柏木周作(加藤雅也)が公園でてんかん発作を起こし、丘陵セントラル病院に運ばれてくる。
最悪性の脳腫瘍を患う周作は、できる治療は全て受けてきた上で、もはや手の施しようがない状態。
やがて周作は、徐々にこれまでの記憶も失い始め、妻・芳美(赤間麻里子)のことすら分からなくなっていく。
その姿に、ミヤビは自分もこの先、何もかも忘れてしまうのだろうかと不安に駆られて…。
 
 
 
一方、三瓶は大迫の元で見た、より精細な脳のMRI画像を思い出していた。
ミヤビの記憶障害の原因は、決して人がメスを入れてはいけない領域“ノーマンズランド”にあり、無理に手術をすれば命に関わる状態。
しかしこのまま放っておいて再発すれば、同じ結果を招く。
ならば手術にかけるしかないのか…
葛藤しながらも手術の練習に没頭する三瓶に、ミヤビはある決意を口にする。