(67) 

6月17日(月)
午前7:15〜午前7:30(15分)

善四郎(錠島・長嶋一茂)がお駒(美月・岡本綾)を斬るシーンの本番。

お駒は至福の表情で善四郎に斬られなければならないが、思わず目をそらしてしまう。

錠島に対する思いが、演技の邪魔をしてしまうのだ。

表情のアップを撮る時、目線だけ作って錠島には外してほしい、と提案する美月に、憮然とする錠島。

NGが続き、関川(石井正則)はイラつくが、黒田(國村隼)は、慣れたスターがやるより新鮮な若手がやってよかった、と…。


(68) 

6月18日(火) 

午前7:15〜午前7:30(15分)

お駒のシーンの撮影があった夜、美月(岡本綾)が帰ると錠島(長嶋一茂)から電話がかかってくる。

愛子(賀来千香子)は出かけるなと念を押すが、美月は我慢できなくなって会いに行く。

美月の芝居にイラついている錠島は、美月に物を投げつけたりして怒鳴り散らすが、美月は献身的に片づけたりする。

家に帰ると愛子たちが家の前で待ち構えていて、美月は、錠島とはもうダメだと思うと打ち明けるが、翌日にはまた撮影に出かけ…。


(69) 

6月19日(水)

 午前7:15〜午前7:30(15分)

夢死郎(錠島・長嶋一茂)と青舟(幸太郎・佐々木蔵之介)の対決のロケ。

スタッフとして働く美月(岡本綾)。

幸太郎が控室のテントから出て来ず、スタッフたちは焦る。

幸太郎は主役としての錠島を試しているのだ。

帰ろうとする錠島を杉本(堺雅人)が引き止め、黒田(國村隼)が幸太郎に土下座して、錠島を主役にしてやってくれと頼むと、撮影が始まる。

無事撮影が終わり、翌日雨で撮休になって椿屋でテレビをつけた美月は…。


(70) 

6月20日(木) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

樹里(井元由香)が関東テレビのドラマ「ポケットえりかちゃん」の主役で紹介されていた。

黒田(國村隼)と関川(石井正則)の間で、錠島(長嶋一茂)と大京映画出身の役者として売り出そうと盛り上がり、錠島の体裁を整えておくため、家具付きのマンションに引っ越しさせたり、毎日日替わりで大部屋俳優を付き人に付けたりする。

美月(岡本綾)は錠島からは何も知らされないが、晋八(仁科貴)から、マンションの住所を聞き…。


(71) 

6月21日(金) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

美月(岡本綾)は錠島(長嶋一茂)のマンションに電話してみたが、錠島は出ない。

錠島は元のアパートの部屋で台本を読んでいた。

翌日、錠島と樹里(井元由香)の記者会見が開かれ、広報で愛想を振りまけない錠島は、インタビュアーの質問にもつっけんどんに返事して、関川(石井正則)が慌ててフォローする。

気になった美月は錠島に電話し、錠島は「説教するな!」と激昂する。

錠島は翌日の撮影をすっぽかし、駆けつけた美月に…。


(72) 

6月22日(土) 

 午前7:15〜午前7:30(15分)

錠島(長嶋一茂)の所在がつかめず、焦る黒田(國村隼)や杉本(堺雅人)たち。

と、そこに錠島が現れる。

ラストシーンは、夢死郎(錠島)と青舟(幸太郎・佐々木蔵之介)の一騎打ち。

杉本は血しぶきを使おうとするが、プロデューサーの関川(石井正則)は残酷表現はダメだと反対する。

黒田がダメだと判断したら使わない、という条件で撮影することになり、杉本は美月(岡本綾)にお駒の扮装でスタンバイさせて撮影を見守らせ…。