(50)暁のアリア 
6月10日(月)午後0:30〜午後0:45(15分)
沖縄料理店「ゆがふ」に突然現れた恵里(国仲涼子)の長兄・古波蔵恵尚(ゴリ)は、店を世界的チェーンに成長させ世界を目指すと豪語する。
だが、またメディアに露出すれば、店がますます沖縄の人たちの憩いの場ではなくなると感じた恵里は、このままテレビに出るべきか、悩みはじめる。
兄に相談しようとしても、恵尚は聞く耳を持たない。
テレビ中継本番の日、恵里はオンエアの最中にとんでもない爆弾発言をしてしまう。


(51)暁のアリア 
6月11日(火)午後0:30〜午後0:45(15分)
沖縄料理店「ゆがふ」からのテレビの生中継で、恵里(国仲涼子)はランチタイムの営業を終了すると宣言してしまう。
それを聞いた店長の兼城昌秀(藤木勇人)はすっかり安堵した様子。
一方、「世界進出は無理でも儲けることはできたのに」と不満をもらす兄・恵尚(ゴリ)だったが、その言葉とは裏腹に恵里の思いを知り目には涙を浮かべていた。
恵尚が再び旅立ったその夜、住人たちが寝静まった一風館に、突如大音響が鳴り響く。


(52)暁のアリア 
6月12日(水)午後0:30〜午後0:45(15分)
深夜、一風館に鳴り響いた大音量。
それは寡黙な老人・島田大心(北村和夫)の部屋から発せられていた。
管理人の桐野みづえ(丹阿弥谷津子)が合鍵で扉を開け、すかさず恵里(国仲涼子)と集まっていた住人たちが島田の部屋に飛び込む。
すると床に島田が倒れていた。
声をかけても意識がない。
島田は病院で働いているらしく、その病院へ救急搬送される。
一風館を代表して、恵里は朝まで島田に付き添うことにするが…。


(53)暁のアリア 

6月13日(木)午後0:30〜午後0:45(15分)

朝、病院のベンチで寝てしまった恵里(国仲涼子)を残して、島田(北村和夫)は病院を抜け出し勝手に帰宅してしまう。
急ぎ戻った恵里は病院から預かった薬を届けるが、島田は必要ないと無愛想に断り音楽鑑賞に没入するばかり。
そんな島田ために食事を用意しようと考えた恵里は、病院でお世話になった看護師の下柳聡子(戸田恵子)にどんな食事がよいか問い合わせ、おばぁに教えてもらった沖縄料理を次々用意するのだが…。


(54)暁のアリア 
6月14日(金)午後0:30〜午後0:45(15分)
手作りの料理を手に島田(北村和夫)の部屋に向かった恵里(国仲涼子)の前で、また倒れこんでしまう島田。
懸命に介抱する恵里の前で、島田は病院に救急搬送されたあの晩、助けてもらわずそのまま逝けたら良かったのに、と漏らす。
「死にたいなんて言わないでほしい」と訴える恵里。
その脳裏に小浜島で上村和也が逝ってしまったあの頃が蘇っていた。
管理人の桐野みづえ(丹阿弥谷津子)は島田の気持ちもわかると恵里に言う。