2024/5/13 (30)涙のアンダギー 
東京へ向かった恵里(国仲涼子)は一風館に暮らす池端容子(余貴美子)の元を訪ねる。たまたま部屋に空きがあり、アパートの管理人・桐野みづえ(丹阿弥谷津子)は恵里の入居を許可する。恵里はさっそくアパートの中を挨拶回りするが、断固として手土産を受け取ろうとしない城ノ内真理亜(菅野美穂)、引っ越しをなぜか取り止める柴田幸造(村田雄浩)、寡黙な老人・島田大心(北村和夫)など、個性豊かな住人たちに戸惑うばかり。


2024/5/14 (31)哀愁のオキナワンボーイ 
古波蔵恵里(国仲涼子)の東京生活がスタートした。池端容子(余貴美子)の紹介で、恵里は一風館の近くにある沖縄料理店「ゆがふ」でアルバイトをはじめる。店の主人・兼城昌秀(藤木勇人)はトラック運転手として働いたが、東京になじめない沖縄の人のためにこの店を開いたという。城ノ内真理亜(菅野美穂)や柴田幸造(村田雄浩)も常連だ。ある晩、店に突然、野球部のキャプテンだった与那原誠(宮良忍)が現れる。


2024/5/15 (32)哀愁のオキナワンボーイ 
大阪で社会人野球をしているはずの与那原誠(宮良忍)は、ふらっと入った沖縄料理店で偶然、古波蔵恵里(国仲涼子)と再会した。実は誠は右肘を故障し野球を諦めていた。手術をするより、野球を諦めて仕事に専念した方がいいと監督から諭されたのだという。その後東京支社の営業部に転勤となったのだという。夢を諦めた誠の気持ちを思い、アパートで落ち込む恵里を池端容子(余貴美子)は「人生の夢はひとつじゃない」と励ます。


2024/5/16 (33)哀愁のオキナワンボーイ 
与那原誠(宮良忍)は仕事にも東京にも馴染めず苦悶していた。沖縄料理店「ゆがふ」で働く古波蔵恵里(国仲涼子)の前でも「東京はキライだ」と愚痴をこぼす。それを聞いていた東京生まれ、東京育ちの城ノ内真理亜(菅野美穂)は、「帰りたければ帰れ」と誠を一喝する。それからしばらく、店に現れなかった誠が、突然一風館に恵里を訪ねる。誠はすでに会社に辞表を出していた。驚く恵里に誠は「一緒に沖縄に帰ろう」と提案する。


2024/5/17 (34)哀愁のオキナワンボーイ 
突然、与那原誠(宮良忍)に「一緒に沖縄に帰ろう」と誘われた古波蔵恵里(国仲涼子)は、心揺れるも東京に残ると断る。近日東京を発つことになった誠は、持参した野球のバットを恵里に託し、東京の思い出作りをしたいからと恵里をデートに誘う。快諾する恵里。そのようすを城ノ内真理亜(菅野美穂)が盗み見していた。メルヘン作家の真理亜は恵里を自分の作品のネタにするため、デート当日、恵里と誠のあとをつけることにする。