2024/5/6 (31) 
卒業式の後、そのまま大京映画に向かった美月(岡本綾)は、社長室で黒田(國村隼)と関川(石井正則)に、「大京映画で映画女優になりたい」と頭を下げる。黒田は断るが、美月は諦めない。もみじ(三田篤子)たち大部屋の女優は、幸太郎や英記と親し気な美月が気に入らない。楽屋で錠島(長嶋一茂)や晋八(仁科貴)を問い詰める。椿屋では、滝乃(大竹しのぶ)、愛子(賀来千香子)、春夫(段田安則)を前に美月が決意を述べる。
 
2024/5/7 (32) 
滝乃(大竹しのぶ)は黒田(國村隼)に、「美月(岡本綾)を大京映画に入れてやってくれ」と頼む。東京に出ていかれるより、手元に置いておいた方がいい、という考えだった。美月は芸名「吉岡美月」として、大京映画の大部屋女優となり、初日から先輩の女優たちからの様々な嫌がらせを受ける。春夫(段田安則)も愛子(賀来千香子)も美月のことが気になって、春夫は、愛子が声をかけると、「うるさい」と怒鳴り返してしまい…。
 
2024/5/8 (33) 
撮影所で散々だった美月(岡本綾)が帰っていると、気にして待ち伏せていた晋八(仁科貴)が声をかける。家に帰ると、美月を気遣って滝乃(大竹しのぶ)がケーキを持って現れ、続けざまに梓(茂山逸平)が入ってくる。梓は、春夫(段田安則)が自分の行きたい進路を認めてくれない、と相談に来たのだった。佐々木家で愛子(賀来千香子)も交えて、「何で俺には英語の名前が無いんや?」と子供のころからの思いを打ち明ける梓。
 
2024/5/9 (34) 
雀蓮(三林京子)に次回作の企画のお告げを聞きに行く黒田(國村隼)と関川(石井正則)。黒田は椿屋で滝乃(大竹しのぶ)に作品の執筆について、先生の世話をよろしく頼み、滝乃は撮影所での美月(岡本綾)の様子を聞き出そうとするが、黒田は「大部屋女優のことなどいちいち覚えてない」と言い捨てる。美月が帰りに大部屋の掃除をしていると、先輩の樹里(井元由香)が、幸サマと東山寺で待ち合わせがあるから、と帰っていく。
 
2024/5/10 (35) 
大京映画の超大作「無頼人」のキャストが発表され、美月(岡本綾)はセリフは一言だが「役付き」に抜擢される。新入りの美月が選ばれたことに複雑な思いの大部屋俳優陣。美月は帰って、愛子(賀来千香子)と春夫(段田安則)に役の説明をする。滝乃(大竹しのぶ)は黒田(國村隼)に、抜擢した真意を聞く。黒田は、これで大部屋連中のイジメがエスカレートして、耐えられなくなった美月は滝乃の望み通りやめるだろう、と言うが…。
 
2024/5/11 (36) 
椿屋の前で、「オードリー」と呼ばれた美月(岡本綾)。撮影所で大部屋俳優たちからオードリーと呼ばれてからかわれるが、杉本(堺雅人)だけは、「いいじゃないか」と肯定的だった。愛子(賀来千香子)は関川(石井正則)から美月のイジメの様子を聞くが、途中で滝乃(大竹しのぶ)が声をはさみ、電話を切られてしまう。無頼人の撮影が始まり、夜中まで見学して帰る美月に、「うどん食ってかないか?」と杉本が声をかけて…。