2024/4/8 (5)美ら海の約束 
和也(遠藤雄弥)の希望で、皆で無人島に遊びに行くことになった。大喜びで海に入りはしゃぐ和也。その元気な姿を焼き付けようと、母・静子(真野響子)は涙をこらえ必死でカメラのシャッターを押す。夜、恵里(浦野未来)が和也と文也(山内秀一)と一緒にたき火を囲んでいると、突然、和也が「お前たちさ、いつか結婚しろよ」ともちかける。導かれるように「いいよ」と答える恵里。小浜島に帰って数日後、ついに和也が倒れる。
 
 
2024/4/9 (6)美ら海の約束 
ついに和也が旅立った。恵里(浦野未来)と文也(山内秀一)は、「和也の木」と名づけたガジュマルを植え、和也の言葉の通りいつか結婚しようと約束する。静子(真野響子)と文也が東京に帰る日、恵里が文也に手作りのミンサー織りのお守りを贈ると、文也は恵里にきれいなスーパーボールをくれた。文也を乗せた船が港を離れていく。恵里はたまらず駆け出し船を追いかけ、防波堤の突端で、思いの丈を叫ぶのだった。
 
 
2024/4/10 (7)帰ってきた兄い兄い 
1990年、古波蔵恵里(国仲涼子)は高校3年生になった。古波蔵家は那覇に移り住み、父・恵文(堺正章)はタクシー運転手として、母・勝子(田中好子)は市場で働き家計を支えている。部活では野球部のマネージャーとして励む恵里だったが、自分自身がやりたいことはまだ見つかっていない。将来きっと文也と結婚する日がくる、その想いだけが支えだった。そんな古波蔵家に不肖の長男・恵尚(ゴリ)が久しぶりに顔を見せる。
 
 
 2024/4/11 (8)帰ってきた兄い兄い 
久しぶりに古波蔵家に帰ってきた長男・恵尚(ゴリ)が母・勝子(田中好子)を手伝って市場で配達していると、観光客が沖縄特産の苦瓜・ゴーヤーを指して「かわいい」と話すようすを見かける。一方、恵里(国仲涼子)は野球部の一回戦に帯同し、見事強豪を撃破。勝利の報に盛り上がる古波蔵家、そこへ恵尚が駆け戻り、新しい土産物のアイデアを思いついたと語りだす。その名も「ゴーヤーマン」、ゴーヤーを模した人形だった。
 
 
2024/4/12 (9)帰ってきた兄い兄い 
「ゴーヤーマン」をつくることを思いついた長男・恵尚(ゴリ)、資金は家族に出してほしいと説得を続ける。恵尚の計画だと、最初は土産物として売り出すが、人気が出るにつれ、グッズ展開、さらにマンガやアニメ化を目指すという。父・恵文(堺正章)と恵里(国仲涼子)は次第に恵尚の饒舌な語り口に乗り気になるが、母・勝子(田中好子)や祖母・ハナ(平良とみ)、とくに末っ子の恵達(山田孝之)はそう簡単に信じられない。