2024/4/1(1)美ら海の約束 
沖縄が米軍の占領下から日本に復帰した年、八重山諸島小浜島に暮らす古波蔵恵文(堺正章)とその妻・勝子(田中好子)夫婦は元気な女の子を授かる。おばぁのハナ(平良とみ)も大喜び。それから11年後、「恵里(えり)」と名づけられたその女の子(浦野未来)は小学5年生となった。ある晩、農業のかたわら民宿「こはぐら荘」を営む古波蔵家に東京から宿泊予約の電話が入る。恵里にとって初めての「お客さん」がくるのだ。
 


2024/4/2(2)美ら海の約束 
東京から民宿「こはぐら荘」にやってきたのは、上村静子(真野響子)と中学1年の長男・和也(遠藤雄弥)、小学6年の次男・文也(山内秀一)の親子連れ三人組だった。恵里(浦野未来)と弟の恵達(村上雄太)は、はじめてのお客に大はしゃぎ。夕食の席では、恵文(堺正章)が弾く三線に合わせて恵里が琉球舞踊を披露し、上村親子も大喜びする。だがその夜、静子は上村家の抱える複雑な事情を勝子(田中好子)に吐露する。
 


2024/4/4 (3)美ら海の約束 
上村親子がやってきて一週間、今日は和也(遠藤雄弥)と文也(山内秀一)の父・上村伸生(勝野洋)が東京から小浜島にやってくる日だ。恵里(浦野未来)はふたりをガジュマルの森へ案内し、精霊キジムナーの話を教える。ふと、和也が怪我をした小鳥を見つけた。なんとかその小鳥を追いかけ木の上に登る恵里。だが捕まえた瞬間、うっかり足を踏みはずしてしまう。落ちる恵里!それをとっさに受け止めたのは病弱な和也だった。
 


2024/4/5 (4)美ら海の約束 
上村親子が勢ぞろいした食卓で、恵理(浦野未来)は和也(遠藤雄弥)に「小浜島にいれば、病気なんて治ってしまう」と励ます。だがそれを耳にした和也の母・静子(真野響子)は激しく動揺し泣きだす。その晩、意を決した勝子(田中好子)は恵里に、和也が不治の病だと告げる。和也が死ぬ…ショックを受ける恵里。翌朝、そんな恵里の前に精霊キジムナーが現れる。それは恵里を元気づけようと全身を扮装した、和也の姿だった。
 


2024/4/6 (5)美ら海の約束 
和也(遠藤雄弥)の希望で、皆で無人島に遊びに行くことになった。大喜びで海に入りはしゃぐ和也。その元気な姿を焼き付けようと、母・静子(真野響子)は涙をこらえ必死でカメラのシャッターを押す。夜、恵里(浦野未来)が和也と文也(山内秀一)と一緒にたき火を囲んでいると、突然、和也が「お前たちさ、いつか結婚しろよ」ともちかける。導かれるように「いいよ」と答える恵里。小浜島に帰って数日後、ついに和也が倒れる。
 
 
 
【放送予定】 
 2024年4月1日(月)より放送開始予定 
 毎週月曜日から金曜日 午後0時30分から午後0時45分 1日1話ずつ放送 15分×全156回 
 総合テレビ NHKプラスでもご覧いただけます。 
 【 作 】 岡田惠和 
 【音楽】 丸山和範 
 【主題歌】 Kiroro 「Best Friend」 
 【語り】平良とみ 
 【出演】 国仲涼子 小橋賢児 平良とみ ゴリ 山田孝之 丹阿弥谷津子 余貴美子 村田雄浩 菅野美穂 北村和夫 田中好子 堺正章 ほか 
 【内容】 沖縄・小浜島に生まれ、“命どぅ宝 ぬちどぅたから (命が一番大切)”という祖母の言葉を胸に、看護師として人の命を守ることを生涯の仕事としていく主人公恵里。 琉球舞踊が上手で紅型(びんがた)がよく似合うヒロインの汗と波乱万丈の半生を、大家族の力強い絆と、沖縄の文化と自然の魅力満載の中で描き、現代日本が失いかけている「心の潤い」の大切さを見つめた物語。 
 【初回放送】 2001年4月2日から9月29日 総合テレビ「連続テレビ小説」にて放送。