公安部のエリート刑事・幣原は、イスラム国関連の極秘捜査から突然外された。

間もなく、息子の秀樹がテロリストに志願したとして逮捕された。妻や娘からは息子を売ったと疑われ、組織や世間には身内から犯罪者を出したと非難される。

公安刑事は家庭と仕事の危機を乗りきれるのか!? 衝撃の社会派長編ミステリー!


●中山七里

1961年岐阜県生まれ。2009年『さよならドビュッシー』で第8回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。

音楽から社会問題、法医学まで幅広いジャンルのミステリーを手がけ、多くの読者の支持を得ている。『翼がなくても』『護られなかった者たちへ』『鑑定人氏家京太郎』『絡新婦の糸:警視庁サイバー犯罪対策課 2023/11/29』『こちら空港警察』 など著書多数。