この前実家に帰ったとき。
母が「昼ごはん、何が食べたい?」と聞いた。
聞かれたことは別に珍しくなく、実家に帰ると毎回昼ごはんの前に聞かれるのだが。
 
私はこの質問が苦手だ。
 
ここ数年、昼ごはんに母が焼きそば以外を作ったところはあまり見ていない。
それにどうも、父母二人のときは、昼ごはんにとりたてて何かを作るということはなく、ふたりとも適当にそこらへんにあるもので食べているようなのだ。
私が食べたいものはあるけど、そのために買い物に行かせ、食事を作らせるのもなんだか悪い。
かといって、たまに帰ってきたから好きなものを食べさせたい、という母の気持ちもわかる。
なんと答えたものだろう?と返事に困ってしまうから苦手なのだ。
 
 
なので、自分で作ることにした。
 
天ぷら丼。
えび天、ピーマン天、玉ねぎと人参のかき揚げ。
冷蔵庫にあった野菜と冷凍エビで作った。
冷凍エビは、いつから冷凍庫に入っていたのか、完全に氷詰めになっていたが。
天つゆも、だし醤油、砂糖、酒で、丼用のかなり濃いものを自作した。
 
うまい。
やはり料理は自分でやるに限る。