”乾燥対策”にとよく勧められている”ローションパック”
”ローションパック”で肌の保湿力がアップするでしょうか?
コットンと化粧水と時間の無駄になってはいないでしょうか?
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”洗顔の後、化粧水をたっぷりマスクやコットンに浸み込ませてローションパックをして十分に保湿がなされると、肌は安定し皮脂も減少するので毛穴も引き締まる”
・・・「毛穴ケア」で検索すると、こんな見出しの情報がヒットします。
本当に、ローションパックで保湿できるのでしょうか?
加えて、毛穴も引き締まるのでしょうか?
●紹介されている方法を簡単に説明すると、こんな感じです。
①洗顔後に化粧水をたっぷりコットンに含ませてローションパックをする
②肌の組織が活性化⇒コラーゲンが作られ易くなる
③肌の弾力が戻り、毛穴が引き締まる
多くの美容家がすすめるローションパックは実際に肌トラブルを改善した実績も確かにあるかとは思います。だからこそ、広く知られるようになったのでしょう。
ただ、そのような美容法でもやり方次第では逆に肌を乾燥させてしまう可能性がありそうです。
なぜなら、化粧水だから。
皮膚科学的には、水はあまり浸透しないからです。
化粧水はその成分のほとんどが「水」です。皮膚科学の観点でみると、「水」が肌のすみずみまで浸透することは考えられません。肌のごく表面、サランラップ1枚ほどの角層の一部にしか浸透しないでしょう。たった0.02mmほどです。化粧水をたっぷり浸したコットンをのせても、薄い角層に浸透ぜずに蒸発して無くなる方が圧倒的に多いでしょう。
特に自己流のローションパックの場合には、ご注意を。その後のケアを適切にやる必要があります。
”化粧水では保湿はできない”
私はこのように思っています。
むしろ、ローションパックの化粧水が呼び水となって肌内部の水分も一緒に蒸発させてしまうことも考えられます。
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また、ローションパックの保湿によって肌の組織が活性化してコラーゲンが作られるという話が記載されていましたが、”ローションパック”よりももっと重要な日常のケアのポイントがあります。
肌の弾力を維持する真皮層のコラーゲンやエラスチンなどを作り出すものは、繊維芽細胞と呼ばれています。この繊維芽細胞は他の細胞から出されるbFGF(塩基性繊維芽細胞増殖因子)など、いくつかの因子でその働きがコントロールされていると言われています。繊維芽細胞は、紫外線を浴びて生じる活性酸素で酸化(老化)されてしまうと細胞そのものが弱ってしまい、コラーゲン生成は減少して肌のハリは無くなり、たるみやシワが深くなります。
肌のハリや弾力を保ってたるみ毛穴を作らないためには、ローションパックよりいかに紫外線を浴びないようにするかが大切だと思います。そして、FGF配合の美容液などはお肌のハリ、弾力を蘇らせる効果が期待できることでしょう。
※ご参考:EGバイタライジング マルチゲルには肌を細胞レベルで活性化すると言われるEGFの他、繊維芽細胞に働きかけるアセチルペプチド-3(FGF)も配合しています。
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化粧水を販売する企業目線だけで考えると、ローションパックは大歓迎でしょう。確実に化粧水の使用促進につながることかと思います。使用量は増えれば消費サイクルも短くなって売り上げアップにつながる・・・このような売上至上主義の姿勢は、もう時代遅れではないでしょうか?
そもそも、化粧水のなかの水分が肌に浸透するのであれば、お風呂に入るたびに肌は水分補給されてプルプル!になるはずですが、そのようにはなりません。この事実から考えても、”保水”や”保湿”目的の化粧水やローションパックはあまり意味のないお手入れだとつくづく思います。
化粧水にまったくその意味がないとは言いませんが、少なくとも保湿目的としては必要ありません。購入の際には配合成分やその使用目的を冷静に考えられたほうが良いでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
