小池と蓮舫の戦いは「非共産」にあり 2024/6/8 19:30
メディアは、自民党が小池の正式立候補を待って、政治活動の「確認団体」を設立し、「都民ファーストの会」と一緒に小池支援の体制づくりを開始すると報じている。
百田尚樹は「日本保守党から立てない」と明言している。「維新」が立てるかどうかだが、維新は「反共産」の立場から蓮舫倒しに自民に同調するかもしれない。蓮舫は立憲と共産党から熱い支持を受けている。共産党の支持はかけがえのない組織票であるが、同時に「反共産」の反発票も目覚めさせるところである。
蓮舫が立候補宣言した翌日、5/28の「しんぶん赤旗」1面は蓮舫を取り囲む共産党議員団の写真で飾られた。共産党の立候補者と言わんばかりの扱いである。
小池の相手は勿論蓮舫であるのだが、自民党は戦術として蓮舫を直接狙うより、立憲にすり寄る共産党に狙いを定めてもいいのではないかと考えた。麻生太郎が言い出した「立憲共産党」をまた使って、蓮舫支持者に抑制をかける手もあると思う。そのために、「反共産」を主張してはばからない「維新」を抱き込むことも肝要であろう。
ここんとこYoutube動画を見ていると、UPされてるのは安芸高田市長の石丸伸二を推す動画ばっかりになった。メディアと対決してきた石丸の市長時代の記者会見の様子を写した動画が、ここ数日いっぱいアップされている。小池の「学歴詐称」問題なんか陰に隠れてしまった様相である。
知事選だから都政に対する政策の争いと思うのが普通だが、自民と都民ファーストの会は「非共産」を叫ぶことで、浮動票の蓮舫への投票行動を思いとどまらせる戦術をとることは一理あると考えた。かく言う根拠というか、それを思いついたのは、維新の松井一郎が「蓮舫さんは共産党に全面支援されているのではないか(夕刊フジ)」という発言を聞いて、これだ、これが蓮舫を攻撃する有効な戦術になると考えた次第である。
ところで、写真の中に前川喜平が写っている。文部科学省事務次官まで務めた男がいまや共産党崇拝者か。哀れそのものである。
写真は5/28の「しんぶん赤旗」から