「政策集団」とはいったい何なんだ? | 日記「ウクライナ人の戦い」 Masanori Yamato

日記「ウクライナ人の戦い」 Masanori Yamato

「ウクライナ戦争」を描くことで、プーチンとは何者なのかを書きたい。

「政策集団」とはいったい何なんだ? 2024/1/29 1:00

 

 茂木派が解散するようだ。ドリル優子が抜けたから茂木が動揺しているという。ところで、総務省に届けでている政治集団は「平成研究会」だから、これは政治刷新本部の中間取りまとめ案にいうところの「政策集団」として今後も残るのであろう。

派閥解消後の「政策集団」には今後とも、政党交付金(税金)から「政策活動費」が流れていくはずである。

 今度の政治資金による裏金作り問題というのは、パーティー資金の使途と還流された裏金の使途が明らかにされていないじゃないかという点がメディアの格好の餌食になったのであるが、これについては「改正政治資金規正法」に会計責任者と議員の責任をきっちり書いて、その遵守方については党で監察するとともに、検察の捜査に任せる以外ない。一般の人には資金管理の報告書を一々確認することはほぼできない。野党は専門職を準備して今後とも不法行為を探し回るのであろうが、それは大いにやってもらっていい。

 ところで、安倍派が吊し上げられているのだが、執行部というけど、岸田や麻生は安倍派幹部について離党や辞職勧告を主張した覚えはないという。残るは茂木敏充しかない。

 一部の人が安倍派と岸田の対決が始まったというが、わたしは岸田と旧安倍派の面々はその確執を修復するのではないかと想像している。安倍派幹部たちは全員立件されなかったのだから。対決すべきは茂木であり、刃は茂木の政権奪取の阻止に向いていると思う。

 そもそも派閥の領袖というのは自民党内において発言力のある人物のことであろう。派閥の構成員から総裁候補を立候補させることができる力を有する議員であることであろう。初当選時の貸し借りから派閥構成員となるのであろうが、言ってみれば、やくざの恩義の貸し借りと同じである。

 その看板であるが、今後は「政策研究会」であるというのだから、各派閥は派閥が解消されたら、その「政策集団」ごとに、その目指す政治目標、政策目標をもっと明らかにしてもらいたいと思う。

 国民は思っているはずだ。政策集団はあっていい。ただ、その各政策集団の理念や政策がさっぱりわからない。だから、その政策の趣旨というか、思想と理念の柱はどうなっているのか、メディアにはここを取材してほしいと思ってるのではないだろうか。

 平成研究会は小渕恵三が作ったとか、岸田派は宏池会の流れを汲む一派であるとか、そんなもんは政策でもなんでもないではないか。安倍派(清和会)は安倍さんが作ったのではない。立党当時からある。もし安倍さんの遺教を継ぐというなら、その安倍さんがやろうとしていたことをことばで、文章で書き表さなくちゃいかんのじゃないか。