こんにちは∮
風 がとても強いフィレンツェ 。しかも冷たい風。。 秋はあっという間に終わってしまいました。
街はクリスマスイルミネーション、お店にはクリスマスツリー が徐々に飾られています。
先日事務所の責任者(Direttore - General Manager のすぐ下で働く人)の退職が決まりました。
この責任者は他社から転職してきた人なのですが、最初1年試雇社員として採用されましたがなかなか当社の責任者の仕事が出来ず1年経ち、その後社員として契約を更新されず、さらに6カ月試雇社員として契約が更新されていました。
この更新された6カ月も彼の仕事能力状況は変わらず、私たちの仕事量が増えて周りの同僚も Direttore も皆 疲れ、苛立ち気味になっていました。
1年半前に責任者が変わったときに、私も彼の仕事の一部をその責任者として任されました。
2か月前は居残ることを決めたそうですが、最近 自分には向いていないと思ったらしく退職を決めた次第です。
会社も会社ですが試雇期間が長すぎ!1年半も試雇社員が仕事が出来るか出来ないかの判断に要しますか???しかも今回彼が会社に残る意思を示していたら、仕事能力の進展はないのに契約更新していたでしょう。
これイタリアの不思議。。。 仕事が出来ないと分かっても試雇契約が切れるまで待つとか試雇契約が1年とかありえない。
さて、この責任者の退職が決まり今までの会社規則のように責任者は外部から採用となり、人探しが始まるのかと思っていましたところ、私ともう一人の同僚に2人で責任者としてやってくれないかとお話がありました。
今回は外部の人を採用するのではなく、すでに働いている人の中から選出することにしたそうです。Datore di Lavoro 雇用主 と Direttore ジェネラルマネージャーからお話がありました。
昇格です 2人でとはまた心強い。最初はそれぞれの得意分野で責任者の仕事を分けてします。
少しずつ仕事の後継ぎをしているのですが、彼がしてきた仕事量の少なさ、それをマスターするのにこの1年半かかったの!?、この仕事でアップアップなの!?と驚き。
毎日何してたのか。。。しかも勤務時間内(8時間)に終わらずほぼ毎日残業。。
これは今後人件費浮きますな。
今まで人件費のことなどお構いなしだった会社。最近目覚めたようで他部署にも残業をしないようにと御触書が出されていました。
日本人のまじめさが負に働いて納得のいかないことでトラブルがあったりと今までありましたが、それでも責任者として働かせてくれるのは信用、仕事の出来を認められたのでしょう。でも責任者になっても日本人の真面目さ、責任感は出さずにイタリア人のように働こうと決めています。
そのほうが解職のリスクが少ないのですよ。イタリアでは。
それではまた∮