プリモ動物病院練馬AAMCのブログ

石神井公園駅にある、プリモ動物病院練馬AAMCのブログです。
ペットの病気のこと、スタッフのつぶやきなどを綴っていきます。

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白内障について

ご質問:「うちの子の目が白く見える時がある…これって、もしかして白内障?」

                  

 いつもキラキラした目でおやつを要求しているけれど、年を取ってからその目が光の加減で白っぽく見えること、ありませんか? もしかしたら、それは白内障かも知れません。
犬も人と同様に、白内障という病気になるのです。

 

白内障とは?

①ペットの目の構造


 眼の表面はツルツルとして、いつも潤っています。この眼の表面を角膜といいます。人でコンタクトレンズを乗せる部分です。

 角膜よりも少し内側の部分に虹彩(こうさい)と呼ばれる窓のようなものがあります。この窓の中心部の空いている部分が瞳孔と言われる部分です。

 この瞳孔を光が通り、さらにその奥にあるレンズ(水晶体)を通過して、眼球の奥にある網膜へと到達します。網膜で感知された光は視神経から脳へと伝わります。

②白内障とは

                
 「白内障」とは、「水晶体(レンズ)が白く濁っている」状態を呼びます。
 レンズが白く濁ってしまうのは、レンズを構成しているタンパク質が‘変性’してしまうせいです。タンパク質の‘変性’は簡単に言うと、卵を加熱した時に白身が透明から白く変わってしまう時に起きている変化です。
加熱した卵を冷やしても白から透明へと戻ることがないように、白内障で白くなってしまったレンズは元に戻ることはありません。

③白内障になると目が見えなくなる?
 白内障はレンズが白く濁る病気ですから、視神経などの働きが悪くなる(失明する)わけではありません。厳密に言うと「視力を失う」のではなく、曇った窓ガラス越しに景色を見る、という感覚に近いと思います。ただし白内障が進行すると、一部分だけ白かったレンズが、全体的に真っ白に変化してしまいますので、この場合には物を見ることは出来なくなってしまいます。

④進行するとどうなるの?
 白内障は大きく4つの段階に分けられ、

初発白内障 → 未熟白内障 → 成熟白内障 → 過熟白内障

の順に進行していくとされます。この中で成熟白内障以降はレンズ全体が濁っており、きちんと物が見えない状況になっています。さらに進行した過熟白内障では、レンズが液状化してしまい、いつ眼の中で重度の炎症が起きてもおかしくない状況となっています。

 白内障は初期では痛みもなく、ペットたち自身が気にするような症状のない病気です。特に犬は日頃からあまり視力に頼っておらず、臭いや声や気配などを頼りに生活をしています。ですから白内障になっても、初期では困っている様子は見られないはずです。
一方で、白内障は進行してしまうと眼の中で炎症が起き、痛みや眼圧の上昇(緑内障)が引き起こされる病気です。

 

治療および予防

 加齢とともに発症する老齢性白内障に対しては点眼薬があります。一度白くなってしまった(変性してしまった)レンズは、透明に戻ることはありませんが、薬の点眼によって進行を遅らせることが出来ると言われています。また、眼の中で起きる炎症を抑えるために抗炎症薬の点眼薬も併用する場合があります。

 点眼薬以外では、体内の酸化を防ぐ物質として有効とされるビタミンEやポリフェノールを配合したサプリメントがあります。動物用に用量をきちんと設定された動物病院専用のサプリメントもありますので、飲むことが可能であれば早めから予防的に飲むことをお勧めしています。

 白内障を治すには、人と同様に犬猫でも白内障の手術を実施することが可能です。その場合、白くなってしまったレンズを特殊な装置で取り出し、人工レンズを挿入する、という手術になります。
非常に特別な手術ですので、一般的な動物病院ではなく眼科専門動物病院で行われます。

■白内障と間違えやすい病気・原因となる病気
 レンズが白く濁ることを白内障と言いますが、白くなったように見えて実はレンズの‘タンパク質の変性’は起きていない、という場合もあります。それは核硬化症と呼ばれ、白内障とは区別されます。この場合には、白くなったように見えますが動物は見えづらくなったりはしていませんので、治療は必要ありません。

 また、眼の中のレンズではなく、眼の表面が白く変化していることを「白内障だ!」と勘違いされる飼い主様もいらっしゃいます。眼の表面、つまり角膜が白く濁っている場合には、角膜の傷や感染やその他の状況が考えられますので、早急に動物病院の受診をお勧めします。

 また、老齢性の白内障だと思っていたら、実は糖尿病だった…なんてこともあります。加齢だけではなく内臓疾患やホルモン疾患によっても、白内障は起こるということは知っておく必要があるでしょう。

 動物たちも年をとれば、人と同様に様々な病気になります。しかし、一見して同じように見えても、根本的な原因は全く違う部分にあることもあります。そのため、ペットの目が白いと思ったら、「どうせ白内障でしょ、年だから」と思わず、動物病院を受診してみて下さい。

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