「基本周波数」定義のジレンマ | primo-signal-processingのブログ

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 2つの、いわゆる「周波数成分」からなる波形の「基本周波数」は、どう定義すればいいでしょうか。例として、100 Hz の成分1、300 Hzの成分2 を考えます。 

それぞれの振幅、 100Hz成分振幅=A1, 300Hz成分振幅= A2 としましょう。

(1) A1 >> A2 の場合

 常識的に、300 Hzが "ちょっとだけ"混入しているが、基本周波数 = 100 Hz と考えてよさそうです。300 Hz の成分2は第3高調波として処理すればなんてことないです。

(2) A1 << A2 の場合

 前と動揺に、 基本周波数=300 Hz と考えてよさそうです。1/3 の分数波が混じります

(疑問)

・ 振幅A1, A2 がどのような条件の時に、上記(1)(2)の境界となるのでしょうか?

・ A1 = A2 のときの基本周波数はどう考えるべきでしょうか。三角関数の和積変換から、周波数が 200 Hz であると見ることもできます。

・ 瞬時位相角から導出される瞬時周波数は元の成分以外の値をとり得ます。基本周波数とは、これらの平均周波数と一致するものなのでしょうか。

・・・ さて、どう解釈すべきでしょうか。基本周波数はどう定義すべきでしょうか。