マニラ発!フィリピンプライマースタッフ奮闘記 -32ページ目

給食のパンに見る日本社会の闇

少し前にネットニュースで、


「給食のパン、持ち帰り禁止」


にする教育委員会だか市議会だかがあって、


その他全国の市町村でも、


「給食のパン持ち帰り賛否両論」


らしいですね。



給食のパン・・・・



なつかしいな~~~( ´∀`)*



一言でパンといっても、


いろいろありましたよねー。



パイナップルの角切りが入った、パインパン。


干しぶどう入りの、ぶどうパン。


丸いパンがくっついて雪だるまみたいな形の、こどもパン。


今思えば、なぜこどもパン!?


コッペパンに、


ちょーレア選手の揚げパン、


食パンも出たし、


地元で取れる小麦粉を使った、地粉パンとかもあったっけ。



まだまだあったと思うけど、


思い出せないー!



そして、


給食のパンの持ち帰りもよくしてました。(・∀・)



パインパンとぶどうパンは嫌いだったので、


食べずにそっこーランドセル行き。


一緒に住んでるおばあちゃんがこの2つが好きで、



明日はぶどうパンが出る!というと、



「あら~、じゃあおばあちゃんに持って帰ってきてね~」


( ´∀`)



なんて言われてました。


下校途中に食べ歩きするのは禁止だったけど、


私の時代は、


あまったパンなどは先生が


「もったいないからみんな持って帰れよー」


って言ってたような気がする。


もちろん私も、エクストラのパンを持って帰ってました。


小学校の頃から食欲旺盛だったんで。(笑)



でも、


下校途中の食べ歩きは禁止だったとはいえ、


たまに、こっそり食べながら歩いたり、


通学途中の家の庭にいるワンコにあげたり


これ、飼い主からしたら嫌ですよね・・・いまさらですが、すみません><


たまに発見する捨て猫や捨て犬にあげて、


勝手に「私たちがこの子を守らなきゃ!」とか生意気なことを言って、


盛り上がっていたものです。



なつかしーーーー( ´∀`)*


たかが、給食のパン。


されど、給食のパン。



楽しかったあんなこと、こんなこと、


いろんな思い出とつながっていると考えると、


私としては、子どもたちには


同じような経験をさせてあげたいな、と思います。



歩きながら下校途中に食べるのはダメだけど、


それがバレて先生に怒られて、


世の中のモラルというものを覚えたり、


いろいろと学ぶことはあると思うんですよ。



もって帰るのを忘れて、机の中に放置して、


結局かびパン化して、食べ物は腐るんだ!


ということも覚えるんだと思うんですよ。(笑)



一番の理由は「安全面(衛生面」とのことですが、


パンなんてそんなすぐ悪くならないでしょー。



というか、


何日も前の給食のパンを子どもがもって帰ってきて、


それを食べてお腹壊しても、


フツーは「食べる方が悪いわー」ってなりますよね。


少なくとも親が、それはあなたが悪いよ


っていうことを教え、


そして、子ども「自業自得」という言葉の意味を学び、


食べ物の有難みを理解するようになるのでは?



普通だったら


各家庭や(親)個人が考えるべき、教えるべきことを


学校側が1から10まで子どもに教えなきゃいけなくなってる


というのは前々から言われていますが、


そもそもの問題の芽を(かなり無理やり)摘んでしまって、


これで万時解決!誰も文句ないでしょ!


みたいに割り切ってしまうことにも、


かなり疑問を感じます。



問題が起きる→本来注意すべき人が注意できない


→じゃ、問題が起きないように、面倒くさいこと一切排除しましょ


みたいな流れに社会全体がなるのって、


健全なんでしょうかね?



そうすると、


どんどん子どもが乗り越えるべき問題・課題が


過剰に排除されてしまって、


超抗菌加工の子どもたちが、


大量生産されていく。



でも社会はそんなに甘いものでもないし、


大きくなるにつれて、いろいろな問題に直面したときに


うおーーー!


ってなって、


抱えきれなくなっちゃって、


爆発しちゃう人が続出するのでは・・・?


とか思っちゃいます。




空き地は危ないから排除排除!


って言っても、


あんなに面白くて、秘密基地みたいな遊び場、


子どもには本当に天国ですよね。



でも、本当はイケナイことだって子どもも分かってるし、


だから、本当にイケナイこと(破壊的な行為とか)はしないし、


本当に怪我しそうなことは自制するし、


怪我しても自分が悪いって、


分かってますよね?



少なくとも、


私は小学生の頃は、分かってた気がするけど・・・



子どもにとっては、つまらない世の中になってきてしまっていますね。。。



子どもの頃に経験したいろいろなことが


今の自分の価値観を作ってくれた


と私は思っているし、


そのこと(そういう環境を与えてくれていた)は


親や周囲にすごく感謝しているし



子どもはやっぱりのびの~び育って欲しいよなー



と、




真夏のフィリピンで、


ふと思うのでした。




ペタしてね


悪さは子どものうちに多少経験しないと、


いざというときに、「どこまで悪さしていいか」


という境界線がなくなると思うんです。


それが、「むかつくから殺した」とかいう


意味不明で悲しい事件にもつながるのでは・・・・


というのは、考えすぎでしょうか?




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