こんにちは☀️塾長をしております慶應医学部5年の小笠原です。
2024年度の入試結果が大学HPより公開されています。
2024年度の一次試験の合格最低点は319点と過去最高に近い高得点でした。
最低点が高いとやっぱり慶應医学部は難しいな、、、と敬遠してしまうかもしれませんが、
最低点が高いのには明確な理由があります。
近年の慶應医学部の最低点の上昇の原因は数学の問題の大幅な易化があげられます。
過去に慶應医学部で出題されていた超難問は息を潜め、
近年は後半2問の難易度も抑えめです✏️
また得点開示の結果から、
大問内の後半の設問の配点も抑えられていることがわかっています。
実際に慈恵医大に進学された生徒さんからの得点開示の情報では、
【Ⅳ】(3)(4)の配点はあわせてたったの12点だったようです。
このような事情から、
受験生全体の数学の点数の上昇分だけ最低点があがっているわけです。
従来の慶應医学部の数学といえば【Ⅲ】【Ⅳ】では手を出しかねる難問が出題されており、
なんとなく特別なセンスが要求されているような感もあり、
それゆえに受験を断念する方も少なくなかったはずです💦
(2019年【Ⅳ】)
ここ2、3年の傾向が続くのであれば、
慶應医学部の数学は努力で点数が取れる試験に変わっていると言えるでしょう✏️
普段の勉強である程度の難易度の問題集を周回しておくことはもちろん必要ですが、
新数学スタンダード演習をマスターした上で、
直近10年分の過去問を解いて慶應医学部の数学の雰囲気を掴んでおくことで、
十分合格点が狙えると思います☺️
※傾向が変わったから過去問はいらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、
単純に難易度が下がっただけで雰囲気は似ているので、
練習の素材として過去問を使うのは適切かと思います。
また2024年度の2浪以上での合格者は6名でした
こちらに関しては特段例年と変化なしといったところですが、
2浪相当で補欠繰り上げ合格(2回目)となった方がいらっしゃいましたので、
補欠合格も含めてチャンスはあります✨
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