『ドキュメント 戦争広告代理店』 | 国際イメージコンサルタントのイメージな日々  

『ドキュメント 戦争広告代理店』

こんにちは。
イメージコンサルティングのプライムイメージ の山川です。

今日は本のご紹介【BOOK 2】。

【タイトル】
『ドキュメント 戦争広告代理店 ~情報操作とボスニア紛争~』  
高木徹(講談社)


【推薦者】
「山川さんのお仕事にも参考になるでしょう」と、
C放送のKさん&A放送のYさん。敏腕テレビマンお二人からのおすすめ。


【感想】
この本の刊行は、今から6年以上も前の2002年6月。

著者はNHKのディレクターで、自らが手がけたドキュメンタリー番組
『民族浄化~ユーゴ・情報戦の内幕~』
の取材をもとに執筆したのが本書。

発売当初から大きな話題になり、数々の賞も受賞した1冊ですが、
イメージコンサルタントという視点から読んでみました。

職業としてのイメージコンサルタントに対し、
日米では、その認知度と理解度に大きな差があると感じています。
そのため、外見演出をすること以上の奥深さが理解されにくく、
業界内にいると気付きにくいですが、
まだまだ啓蒙活動が必要な業界であることは間違いありません。

PR業界も、大きく先行くアメリカは、
その役割や影響力に日本と差があることは否めない事実。

力のあるPR会社に依頼すれば、
その情報操作により、民族紛争の“善人”と“悪人”を作り出し、
それを国際社会が認めてしまうという、
そのスケールの大きさに圧倒された、というのが正直な感想でした。

しかし、お金のある国だけが、それが可能かといえば、
PR活動によって“善人”となったボスニア・ヘルツェゴビナが、
PR会社に支払ったのは、1万ドルにも満たなかったとか。

それに対し、このPRを手がけ、成功した実績が、
この金額の何十倍にも相当する価値があるとするPR会社。
同じく無形のサービスを提供する仕事をするコンサルタントとして、
「実績重視」の姿勢が、その後の展開を大きく変えていくことを実感しました。


【おすすめしたい人】
・具体的な情報操作、その影響の実例を知りたい人
・PRに関わる、人を演出する立場にいる人