保護観察期間中の違法薬物使用で昨年11月19日から実に13回目となる懲役刑に服している元ラフ・ライダーズ(Ruff Ryders)の看板ラッパー、DMXが、新鋭ラッパーたちを次々に引き入れているリック・ロス(Rick Ross)のレーベル、Maybach Music Group(以下MMG)との契約の可能性を示唆した。 7月1日には監視付という条件ながら仮釈放されるDMXに、今年に入ってワーレイ(Wale)、ミーク・ミル(Meek Mill)といった新鋭ラッパーたちと契約しているMMGが早くもコンタクトを取ってきたという。これは現在、精神疾患の可能性もあるとしてアリゾナ州刑務所のメンタルケア施設で服役中のDMXが、獄中からVIBE.comの取材に応じて明かしたもの。彼によれば、MMGから書面で契約を打診されているという。 MMG側から「帰る場所を用意した。リムジンで迎えに行くからマイアミに来てくれ。来てくれればそれでよい」との手紙を受け取ったという彼は、「前向きに考えている。悪い気もしない。アーティストとしてリック・ロスを尊敬しているが、『あいつには信奉者が周りに多過ぎるから仲間に加わるな』と手紙を書いてきたファンもいるんだ。共演は是非してみたいが、レーベル契約までは明言できないな。向こうの出方と世間の反応を見たいと思う。俺はそんじょそこらのアーティストとは違うからな」と現在の心境を正直に語った。 DMXは、2008年の時点ですでに3枚のアルバムを完成させたと述べており、“Walk with Me Now”と“You'll Fly with Me Later”という2タイトルのリリース準備を整えていたものの、逮捕と服役を繰り返した結果、そのまま発売されず仕舞いとなった。今回も、出所翌日の7 月2日には新曲“Get Your Money Up!”を、さらに年内にはニューアルバムのリリースも予定しているとのことで、度重なる法的トラブルにめげることなく自身の音楽に対するモチベーションも一向に衰えていない様子。 なお、DMXの監視が解けるのは8月12日とのこと。(japanhiphop.org)
リル・ウェイン(Lil Wayne)の成功をきっかけに今や飛ぶ鳥を落とす勢いとなったサウスの人気ヒップホップ・レーベルCash Money。そのオーナー兼ラッパーのバードマン(Birdman aka Baby)が、この6月初旬に開催された米プロバスケットボール・リーグNBAファイナルに200万ドル(約1億8千万円)という大金を失ったようだ。 今年はNBAファイナルはシリーズ制覇に王手をかけていたダラス・マーベリックスが、バードマンが応援していたマイアミ・ヒーツを105対95で下して対戦成績4勝2敗で初優勝を飾った。第4、5戦もマーべリックスが劇的勝利をおさめていたため、12日の最終戦は過去11年間で最高視聴率になったという。これに先駆けて6月2日、バードマンはTwitterで「ヒートに200万ドルを賭ける」とツイートしており、これが事実なら億単位の賭け金を失ったことになる。しかしながら試合後、バードマンはリル・ウェインを伴ってマイアミのナイトクラブに繰り出し、ヒートではなく優勝したマーべリックスの選手も合流して朝まで大騒ぎ。その模様はTwitterや多くのウェブ・メディアでも伝えられている。 バードマンは、今年、ディディ(Diddy)、ジェイ・Z(Jay-Z)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)、50セント(50 Cent)に次いで米経済誌Forbesの『最もリッチなヒップホップ・アーティスト』トップ5入りを果たしており、2月のアメリカンフットボールの頂上決戦Super Bowlの賭けでは100万ドル(約8千万円)を獲得、その後も800万ドル(約6,400万円)の超高級車マイバッハを購入するなど豪快エピソードを連発。またCash Moneyならびにリル・ウェイン率いるYoung Money両レーベルは、楽曲使用料やロイヤリティ未払いなどで先週3日から1週間で3件もの訴訟が起こっているほか、リル・ウェインの大ヒットアルバム Tha Carter IIIを巡ってもプロデューサー、ジム・ジョンシン(Jim Jonsin)、ディズル(Deezle)、バングラデッシュ(Bangladesh)とのロイヤリティ未払で訴えられている。レーベル名通り、お金にまつわる話題に事欠かないようだ。(japanhiphop.org)
先月、Universal Motown移籍第1弾となるニューアルバムのタイトルを発表、発売日もまもなく決まるとしていた元デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)のケリー・ローランド(Kelly Rowland)が、その新作の発売日を正式に発表した。 リード・シングルとなる“Motivation”は、先週の米Billboard R&B/Hip Hopシングルチャートでソロ名義としては自身初の1位を獲得したが、最新のR&B/Hip Hopチャートで2週連続の1位に輝いており、総合チャートでも最高21位まで上昇。デスチャ仲間のビヨンセ(Beyonce)の“Run The World (Girls)”が先週、総合チャートで29位まで上昇したものの今週55位まで転落と伸び悩んでるのと対照的に好調だ。その勢いに乗ってケリーはニューアルバム“Here I Am”を全米で7月26日に発売すると発表した。 新作“Here I Am”には、“Motivation”を手がけたジム・ジョンシン(Jim Jonsin)とリコ・ラブ(Rico Love)のタッグに加え、ドクター・ルーク(Dr. Luke)、スターゲイト(Stargate)、エスター・ディーン(Ester Dean)、サラーム・レミ(Salaam Remi)、レッドワン(RedOne)、トリッキー・ステュワート(Tricky Stewart)、ロドニー・ジャーキンズ(Rodney Jerkins)らが参加すると言われている。またヒット中の“Motivation”は、これまでにたくさんのアーティストによるフリースタイル的な ‘勝手リミックス’が発表されているが、先日、バスタ・ライムス(Busta Rhymes)、トレイ・ソングズ(Trey Songz)、ファボラス(Fabolous)を迎えた公式リミックスも発表され話題を呼んでいる。 ケリーのこの新作“Here I Am”は、6月末に発売されるビヨンセの新作に続く‘元デスティニーズ・チャイルド’作品としても注目を集めそうだが、同じくミッシェル・ウィリアムズ (Michelle Williams)も‘ダンス・アルバム’な新作を制作中で、1stシングルとなる“On The Run”のミュージックビデオの撮影をスペインのイビザ島で行っており、2011年は‘デスチャ’そろい踏みの年となりそうだ。(japanhiphop.org)