人気ラッパーのゲーム(Game)らのマネージャーとして活躍、長く音楽業界で働いてきたジミー・ヘンチマン(Jimmy "Henchman" Rosemond)が、その裏で大規模な麻薬組織の重要メンバーとして摘発された事件の続報が入ってきた。 アーティスト・マネージメントなどを手がけるCzar Entertinmentのトップとして活躍を続けてきたヘンチマンは、今年5月に麻薬取引に関与した疑いで逮捕状が発行され、弁護士を通じて無実を主張しつつ1ヵ月以上逃げ回った挙げ句、カリブ海のバハマへ高飛びする前にニューヨーク市内のホテルで取り押さえられ、逮捕された。 米音楽業界の大物と麻薬密売組織との黒い関係ということで注目を集めているこの事件、警察関係書類の公開で定評ある情報サイト thesmokinggunsが発表したところによると、ゲームをはじめレディー・ガガ(Lady Gaga)、エミネム(Eminem)、ドクター・ドレー(Dr. Dre)からブラック・アイド・ピーズ(the Black Eyed Peas)まで幅広いアーティストが所属する音楽レーベルInterscope Recordsのオフィスがコカインの流通経路として使われていたという。 ジミー・ヘンチマンはこの麻薬取引に関連して18もの重罪容疑で起訴されたが、米連邦捜査局FBIの捜査資料には音楽関連の運送会社Rock-It Cargoの発送記録抜粋があり、それによるとロスアンジェルスのIntescope Recordsのオフィスからコカインが詰め込まれた機材運搬用ケースがニューヨークのレコーディング・スタジオに何度も運ばれ、ニューヨークからは現金が詰められて戻ってきていたという。 この報道を受けて、Interscope Recordsは「米連邦検察局から、Interscopeと(グループ企業の)Universal Music Groupの被雇用者がドラッグの流通に関わっていたという証拠はないと伝えられています」と同社の関与を否定。あくまで社員はパッケージの中身は知らずに発送したもので、ヘンチマンに利用されたと主張している。(japanhiphop.org)
ややブランクがあったものの、再起に向けて新作“Thug Motivation 103: Hustlerz Ambition”発売が近づいているヤング・ジージー(Young Jeezy)が、同作発売延期の噂に対して手書きのトラックリストを公開。明確に否定はしていないが、予定通りのリリースを匂わせている。 ジージーは大ヒットしたソロ・デビュー作“Let's Get It: Thug Motivation 101”の発売6周年記念ライブを成功させ、さらにミックステープ・アルバム“the Real is Back 2”を発表。新作リリースに向けて活発な動きを見せてきたが、9月20日のリリース予定日が迫りながら未だにジャケット・デザインも公開されず、リリース延期が噂されている。これに受けてか、12日、Twitterの告知アカウントを通じて手書きのトラックリストを公開した。 ただし、この時点でトラックリストを手書きで検討していることから逆にこれを「延期の証拠」ととらえる向きもあり、実際、国内AmazonやHMVなどでも未だに入荷予定に掲載されておらず、米Amazonでも発売日未定とされている。(japanhiphop.org)
“Thug Motivation 103: Hustlerz Ambition”トラックリスト
01. “Talk 2 Me”
02. “Real Is How Ya Feel”
03. “Supa Freak”
04. “Trump”
05. “L.M.M.”
06. “Nothin”
07. “Never Be The Same”
08. “38”
09. “Higher Learning”
10. “Change Ya Life”
11. “I Do”
12. “Trapped”
13. “Lil Homies”
14. “Errythang”
15. “This Ones For You”
“Thug Motivation 103: Hustlerz Ambition”トラックリスト
01. “Talk 2 Me”
02. “Real Is How Ya Feel”
03. “Supa Freak”
04. “Trump”
05. “L.M.M.”
06. “Nothin”
07. “Never Be The Same”
08. “38”
09. “Higher Learning”
10. “Change Ya Life”
11. “I Do”
12. “Trapped”
13. “Lil Homies”
14. “Errythang”
15. “This Ones For You”
所属レーベルDef Jamの反対もあり、新作“Life Is Good”に専念することを理由に一度は未発表曲集“Lost Tapes 2”の発売を断念したナズ(Nas)だったが、どうやらいまもリリースの道を模索しているようだ。 米音楽雑誌Rolling Stoneのインタビューでナズは「まだ宙に浮いたままだが、“Lost Tapes 2”は特典アルバムとして発表できるかもしれない。できればリリースのタイミングを見つけたいところだが、“Life Is Good”が最優先事項だ」などとまだまだ諦めきれない様子。 10枚目となる新アルバム“Life Is Good”からは、先月ファーストシングル“Nasty”がリリースされており、故ノトーリアス・B.I.G.(Notorious B.I.G.)の伝記映画Notoriousでフェイス・エヴァンス(Faith Evans)を演じた女優アントニーク・スミス(Antonique Smith)を起用したミュージクビデオも間もなく完成する模様。同アルバムの参加アーティストについては明言を避けているナズだが、“Nasty”を手がけたサラーム・レミ(Salaam Remi)以外には、ジェイ・エレクトロニカ(Jay Electronica)やAZなどとレコーディングを行った模様。また「ヒップホップの中にも好みのサウンドがあるから、90年代が懐かしくなるような曲も幾つか入っているよ」などとコメント、90年代にサウスから全国区へと台頭したベテランMCスカーフェイス(Scarface)の参加も希望しているという。6月の時点でほぼ完成と伝えられていた“Life Is Good”の発売日については、当初予定の9月から2011年中へと予定を延期している。 (japanhiphop.org)