カキが食べたい

おもむろに僕がそう云うと

隣にいたタマコが

昨日も一昨日も食べたというので

ホント、よくカキ食うやつだなぁと。

仕方がないので

ダメもとで東西線に乗って

飯田橋から南北線に

行列長かったらタカに行ってみようかしら

そんなことをシミュしながら

2番出口を上りきった

ラ、ラッキー

そんなに並んでなかったよの

ひいふうみいようの6番目

うちアベックが2組さまだから

僕はカウンター席の奥から2番目か

確かカウンター席の2番は、ドレッシングがカウンター席1番のテリトリーに置いてあるから、ドレッシングを使うときはお声がけしなきゃいけないんだよなとか考えてたら

店員さんが注文とりに来てくださって

あっちゅうまに開店


なんてことはない

ドレッシングは2番の右端のテリトリーに置かれてましたわ

って、安堵してたら

また、ラッキー

6番目でファーストロットでした





マスク越しでも漂ってくる

香ばしいバターのにほい




2個は直ちにオンザライス

今日もライスに

カキバじるが沢山染みますように



そして、カキフライ

ひょっとしたら僕は

カキバターよりカキフライのほうが

好きかもしれない

ふさふさの衣にタルタルたっぷり浸けて

今日も凄い肉汁…


カレーのちょいがけも旨いなァ

とてもちょいがけにするような

コクじゃ

ないんだけどね

これは

タマネギとか、

相当ぶっ込んでるんだろうなァ

こんなちょいがけのカレーに

コストをかけて

ちゃんと

さいさん取れてるのかしら?

これは

ちょいがけではないカレーも

食べたくなってきたな


そういえば、さいさん

ちょいがけの次は

カツカレーを食べたいと仰ってたな


染みたね

でも、まだまだだね

ライスに鎮座したカキバターを

むんずと持ち上げ

空になった皿のほうへ再び戻す

そう、

まだカキバ汁が皿に幾ばくか残ってるからね

あとは心残りのないように

カキバターをカキバ汁にひたひたして

再びライスにバウンド…


やっぱり、カキバターも旨いなァ

そういえば、

新屋敷でいつだったかカキフライ談義になったとき

店主の池田フライ師に

「たけだはカキバターよりカキフライです」

って、僕は見得を切ったんだよなァ

やっぱり

カキバターも旨かったなァ

流石は竹田バタフライ師

池田フライ師もそうだけど

竹田バタフライ師の凄腕に

節操のない僕は

いつも泳がされているなァ