交差点が青になって歩き出すあたりから
どうも気持ちが前のめりになっていけない
周りを歩いてる人達が
いかにも辛いもの好きに見えてしまい
つい小走りになる
で、年甲斐もなくハァハァしながら
魯珈に突撃すると
ほら危ない
最終シフトのラストから三番目であった
無事、記帳を終え
さぁ、どこにはしごしよう
と云っても、今日はあてがある
魯珈から大久保通りは目と鼻の先
スープを飲みながら、鶏の旨味と醤油の旨味、果たしてどちらが先に感じるのだろう?
そればっかり考えながら
レンゲを口に運んでいると
結局、どちらが先か判定できず
うん、なかなか難しいね
花月を後にして
大久保通りから小滝橋通り
小滝橋通りからガード下をくぐって
新宿界隈へ
そして、たまたま通りがかった紀伊国屋
芳林堂にはなかった
戦争育ちの放埒病が棚にあり
さすが紀伊国屋だと思う
思うけど、
ちょっと勢いでは買えないよなァ
いま、戦争育ちの放埒病を買うと
きっと北向珠夕ちゃんの写真集も買っちゃうんだよなァ
だって本に四千円出したらもう七千円出すのも一緒のようなものだし
ほら、パチスロで五万負けるも六万負けるも同じって云うでしょ
そう、プロスペクト理論てやつ
これ結構使える理論でね
なんてことをあれこれ考えていると
あっという間に魯珈タイム