お盆に向けてのお話を・・・ | 吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

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こんばんは~~
吹田・関大前 古民家サロン「静心庵(せいしんあん)」主宰
・僧侶の淨華 ですハート②

 

 

今夜は、お盆ということで、お盆にまつわるお話をしてみたいと思います。

 

 

「お盆」とは「盂蘭盆(うらぼん)」と言って、言葉の意味としては

「倒懸(とうけん)」と漢訳され、逆さに吊るされたような苦しみを表すものと

されてきました。

 



お釈迦様の弟子で「神通第一」と言われる「目連」という僧が、
亡くなった自分の母親が「倒懸(とうけん)」の苦しみを受けている姿を見て

なんとか助けようとしたことが、お盆の始まりだとも言われています。

 

 ※この目連のお話は、コチラの過去の記事に書いてあります

 

 

私たちは、つい亡き人を案じます。

「あの世」で苦しんでおられるのではないだろうか・・・

不足はないだろうか・・・

恨みに思って化けて出てこないだろうか・・・

などと考えてしまうことがあるかもしれません💦

 

世間一般には「あの世」から先祖がかえってくると言われている「お盆」という行事も

そんな心からお膳をお供えするなどして、日本でも盛大に営まれるようになったのでしょう。

 

もちろん亡き人を想う心は大切です。

しかし、私たちのご先祖さまは、家に帰ってきてご馳走を食べなければならないほど

飢えて苦しんでおられるのでしょうか?

 

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逆さ吊りになっているのは、いったい誰なのでしょう?

 

自分の立っている大地が動いているのに、太陽や星が回っている

と、信じていた昔の人のように

亡き人が「倒懸(とうけん)」していると思い込んでいるだけだったのではないでしょうか?

 

コペルニクスがそのことをひっくり返したように、

ほとけさまの教えに出会うと

逆さづりになっていたのは、私の方だったと気付かせて下さるのです。

 

そして、亡き人の方こそが、そんな私たちを案じて下さっている

という事に気が付くのです。

 

お盆は、亡き人を通して仏さまの教えを聞くご縁を頂く大切な時なのです。


 

どくしゃになってね…