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吹田・関大前 タロット占い・静心庵主宰 叶淨華です
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今日は、ある会社の入試試験のお話を少ししてみようかと・・・
ノウハウや精度ばかりでは、社員の心が豊かにならないし、
組織は活性化しない。
「本当の感謝とは何か」
を実体験させてこそ、お客様にこころから感謝できる社員が育つと気づき、
毎年の入社試験の最後に、次の二つの質問を学生にするようになったそうです。
①あなたは、お母さんの肩たたきをしたことがありますか?
ほとんどの学生は「はい」と答えます。
②あなたはお母さんの足を洗ってあげたことがありますか?
これには、ほとんどの学生が「いいえ」と答えます。
では、三日間さしあげますので、その間にお母さんの足を洗って、報告に来て下さい。
それで、入社試験は終わりです。
学生たちは、そんなことで入社できるのならと、ほくそ笑みながら会社をあとにする。
ところが、なかなか母親に言い出すことが出来ないある学生は、
二日間母親の後を付いて回り、
「お前、気が狂ったんか
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「お母さんの足を洗いたいんだけど」と言ったら
「気持ち悪いねぇ」
と言われたそうです。
たらいに水を汲み、母親の足を持ち上げた瞬間
足の裏があまりにひび割れているのを、手で感じて絶句してしまいました。
その学生は心の中で・・・
父が早く死んで、死にものぐるいで働いて、私と兄貴を養ってくれた。
この足は、自分たちのために働き続けてくれた足だと覚り胸がいっぱいになりました。
そして「お母さん、長生きしてくれよな」
というのが精一杯でした。
それまで柄にもない親孝行を冷かしていた母親は
「ありがとう」と言ったまま黙り込んでしまいました。
そして息子の手に涙が落ちてきました。
学生は、母親の顔を見ずに「お母さん、ありがとう」
と言って自分の部屋に引きこもったそうです。
そして、翌日会社に報告に行きました。
「社長、私はこんなに素晴らしい教育を受けたのは初めてです。
ありがとうございました」
「君は、一人で大人になったんじゃない。
お父さんやお母さんやいろいろな人に支えられて大人になったんだ。
そして、これからは、自分一人の力で一人前になるのではないんだ。
私も、お客さまや従業員や色々な人たちとの出会いの中で、
一人前の社会人にならせて頂いたんだよ」
そう、社長は言ったそうです。
何と素晴らしい社員教育ではありませんか?
私一人の力で大人になったんじゃない。
父や母も、もちろんだけど、周りのたくさんの人の力、
また、見えない大きな力のおかげで
今のわたしがあるのですね
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ありがとうございます
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