明日からうちのお寺では、一年で一番大きな法要が
行われます。
その為の、お飾りやお掃除で、数日前から忙しくしています
お仏壇や本堂のお内陣のお飾りを「荘厳」といいます。
中央の前卓の上に香炉をはさんで左右に鶴亀の蝋燭立てを
一対、仏華を一対飾ります。
これを「五具足」と言い、本山以外の末寺での法要では
最高のお飾りになります。
この仏華は、一昨日から住職が一人で仕込んだものです
私は掃除と後片付け担当
仏前にお花とお香とお灯明をお飾りするのには、意味が
あります
病に伏せる時、お見舞いの花に慰められ、お祝いの時には
喜びに花を添えてくれます
お花には悲しみ、喜びどちらにも私に寄り添い支えてくれる
力があるのです。
またお香の薫りは目にも見えず、手にも掴めないけれど
薫りは私たちの記憶、印象に深く残るものです。
清らかな薫りは私たちのいる空間に行き渡り、分け隔てなく
すべてを包みこんでくれます。
光は、暗闇を照らし温もりを届けます
不安におびえる闇を瞬時に打ち払い冷たく震える心を
和らげてくれるのが、蝋燭の炎です。
御堂のお内陣のお荘厳には、まだまだ深い意味がありますが
またの機会に・・・
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