どー考えても

不自然だった、

あのバイパス

名阪国道に直通して終わり…

国道1号へは流出願います…

デモ、彼は国道1号バイパスを名乗っている。


大津・甲賀方面は国道1号、更にその下に書かれているのは…。
E25 名阪国道
東名阪道と西名阪道に挟まれた伝説の高規格酷道(←誤字ではない)の一般道からの入り口は、国道1号バイパスを進むことになる。

亀山バイパスと書かれた白い看板が独立している珍しい状態。しかし旧道が県道に降格している今、バイパスではなく本線になっている。
四日市で名四国道から主権を
取り戻した1号線の姿である。

この地点は起点から417km地点。
旧道とバイパスがあれば多くの人はバイパスに行くはず。単純に国道1号で行くと言っても、真に本線を走っていけば深刻な渋滞が待ち受ける。
静岡区間のような高規格バイパスが連続する区間だけではなく、市街地を通り渋滞が激しい箇所が何ヵ所もあるのだ。
愛知県や三重県では1号線の存在は小さくなっているのか、それとも23号線のみが「いろんな意味で」目立ちすぎているのか、真実はどちらなのか。

この先は名阪国道大阪方面への1通となり、東名阪道の亀山ICへは行けない。

そして
この青看板に
描かれている、面白い事実。
非名阪区間の25号は何処へ?
私が生で見ることが叶わなかった、三重・奈良県境のアノ光景。二桁国道の座にいながらにして、市道に優先権を奪われていた事実。

ここでは存在まで封印されていたのか…
だって、まっすぐ行ったら
そのまま名阪国道なのだから…。
↑この事実、大事ダヨ

いよいよ分岐地点である。
名阪国道を通行できない125cc以下の原付、自転車、歩行者はここで流出しなければならない。
ここで国道1号バイパスは終わりとなる。

おかしいと感じたのは、実はこの地点。
終わり方が
何か中途半端、そして…


暫定2車線疑惑
大阪方面に行く際は何十回とお世話になってきたこの道路。この疑惑は実は以前から感じていた。
何時もなら名阪国道へ向かう私のマイカーは、今回は1号線方向に下っていった。

三重県亀山市「大岡寺町」交差点。
四日市方面がバイパス(と言うより1号本線)、亀山市街地方面が旧道、そしてバイパスから流出&旧道から大津方面が国道1号。
私が追い求めていた答えは、この景色の中に既にあった。

私の立ち位置に広がる空き地は、旧道の線形変更で生まれたのだろう。勿論目的はこれしかない。
大津方面BPの
橋脚建設
そして…

ポン
ポン
もう
準備万端だよ~
あの状態で完成のはずなどなかった。
高い壁で覆われている名阪国道からは見えるはずのない、新たな道路の命。
2棟あるルートインの上階に泊まれれば、もっと詳しい景色が見られるに違いない。が、資金的に無理だ。

そんな道路の名前。
関バイパス
事業を行っている国土交通省北勢国道事務所によると、計画区間7.5kmのうち亀山バイパス終点から亀山市関町鷲山までの2.5kmが事業化されている。
最終的には三重・滋賀県境の鈴鹿峠麓まで延長される計画となっているが、未だに事業化がなされていない。

1995年の亀山バイパス開通によって、旧道は三重県に移管されて三重県道となった。バイパス開通で旧道が国道の座を降りることは珍しくはないが、ここで私は面白い光景を見ることとなる。
三重県道565号は旧道が区間に編入されたことで距離が延びた経緯がある。
おにぎり先輩が
おるから、
下に付けたんや
後付け感半端ない、いや確実にそうとしか思えない
県道ヘキサ。おにぎり先輩はヘキサよりも先に、旧道を眺めていたことになる。

1995年の降格にしては比較的新しい標識。
ただ、標識柱には歴史を感じるあの3文字があった。

建設省
それに
管理境界
県と旧建設省(現・国土交通省)で管轄が変わる。
しかしこの無理繰り感、嫌いじゃないぞ。

国道沿いのドライブインから建設中の関バイパスを眺める。この角度から見ると、どうやらこの先の工事は進んでいる様子。

北勢国道事務所のHP(こちら )より。
赤点線が関バイパスのルート、現在は名阪国道にぶつかる手前まで建設されている。
よく見てみると、名阪国道の先に少し低くなった橋台が見える。

名阪国道を潜り現道と交差し、その後は大きく離れたルートを取って甲賀方面へと延びる。

関バイパスの延長は7.5kmで、供用されているのは名阪国道大阪方面(ONランプ)、四日市方面出口(OFFランプ)の700mのみである。
そして現在事業中の2.5kmが開通した際の旧道となる区間にも目を向けていきたい。

つづく