凄い、とにかく凄い

新三国トンネルが開通したことで、上越国境を越える難所が一つ解消された。

しかし、群馬側とは異なり新潟県側の国道17号はトンネルが数ヵ所あり、全てが狭い…。


三国→二居・船ヶ沢八木沢

改良状況を路線図的に示すとこうなる。

前回は二居・船ヶ沢トンネルに徒歩潜入。

そして今回は、八木沢トンネルに徒歩潜入といきたいところだったが…



道の駅「みつまた」の交差点。
自分の住んでいる地名が現れると安心してしまうのは、長距離旅行ならではの感覚。
自分がカメラを向けているのは、高崎方面。
サプライズのように答えから目を背け、

ドン❗

次のトンネル出現…
普通に走っている分にはそれほど意識しない光景。
雪の壁に囲まれたアスファルトカーペット、奥に聳える雪山、真ん中に口を開けているトンネル。

3段階の注意。
前の2つのトンネルからは感じなかったオーラが出ている。いくつもあるこの標識達は、全て雪山の穴に関わるもの。



15個の標識・看板…
3.8m&2.5mの制限(勝手にペアにして7番)は所定だとしても、5番、12番、13番の3つに注目。
簡単に言えば、
逆走注意・歩行者等通行危険
と言うこと。
狭いのは当たり前(笑)。

そして、トンネルの銘板を隠す勢いの矢印。
お前、目立ちすぎだよ(怒)
って銘板に怒られる勢いの存在感。
でも、矢印の存在が侮れないのもまた事実。

トンネル本体<標識・注意書
そんなトンネルの本性とは一体どのようなものか。

歩行者と自転車は、旧道への迂回を促される。
私もそれにしたがい、徒歩潜入を諦めた。
私が徒歩潜入を諦めた理由
歩行者・自転車の方へ
この先八木沢トンネル内の通行は危険ですので、下図のようにおまわりください。
つまり、5番が止めの一撃を私に喰らわせたのである。

これの威力、ハンパじゃねぇ
前の2トンネルにない強敵性を見せつけられた。
トンネルに1歩近づいて2発目で漸く本性が出てくる怖い仕組み。
坑口目前にして迫られる選択
入る入らない

トンネルを抜け、新潟側坑口。
群馬側とは違い、シンプル。
行きで言ったから、
帰りはいいだろう
そんな感じか。

下り線はここから登坂車線が始まり、登り勾配が続く。

やっぱりこっちにもある(笑)。
カーブの先、闇
表現するならこんな感じ。
そして、どこかで見たことのある看板。
トンネルが狭いので、トラックが一時停止することがあります。(追い越し禁止)
下り坂の後の急カーブに幅員減少。

実は、この区間も改良事業がたっている。

新三国トンネル開通と、三国峠麓のみなかみ町永井地区の線形改良事業は「三国防災」と呼ばれる。
関越道の関越トンネルは、延長が5,000m以上のため長大トンネルとして危険物積載車両の通行は禁止となっている。
しかし、旧三国トンネルに見られるような狭隘区間があり、大型車の通過には危険が伴っていた。

そして遂に今月19日、新トンネルが開通。
そして次の改良事業、その名も
三俣防災

国道17号は、急勾配区間と狭いトンネルが連続。更に八木沢トンネルから先の事前通行規制区間の基準は、時間雨量180mmと雪崩の危険があるとき。
そんな現道を、新八木沢トンネルと新芝原トンネルで迂回するルートをとる。

"芝原トンネル"
そう言えば、まだ問題のトンネルがあったが時間の関係でやむ無く引き返してきたのだった。
次のチャンス、絶対に行く

つづく