あの貝殻ロゴで有名なガソリンスタンド「昭和シェル」。

2019年に出光興産との経営統合によって、RSエナジー株式会社に名称変更、完全子会社となった。全国にある出光と旧昭和シェルのブランドを一本化、今までの貝殻ロゴとハイオクの「shell v-power」がなくなり、新たに「アポロステーション」というブランドが誕生した。

既に昭和シェルスタンドがアポロステーションの看板に順次移行しており、v-powerを取り扱っていた店舗の表記は単なる「ハイオクガソリン」に変わっている。


そんなこともあり、活動の一環として昭和シェルスタンドがある光景を記録しておきたいと思う。


写真は国道17号倉賀野バイパスの現・アポロステーション倉賀野バイパスSS。以前はV-power取扱いのシェルスタンドであったが、昨年アポロステーションになった。

アポロステーションのハイオクは「アポロステーションの商品規格を満たすもの」とされている。と言うことは、出光の「スーパーゼアス」やシェルの「V-power」ではない第3の商品が生まれるということか。

スズキ・ワゴンR(MC21S)は2000年製、走行距離は150,000kmを越えたのでエンジン保護のためにハイオク給油を始めた。
「オクタン価」というノッキングの起こりにくさを示す数値があり、レギュラーは89以上、ハイオクは96以上と日本工業規格(JIS規格)で決められている。
ハイオクはブランドごとに特色があり、洗浄剤の効果などで他社と競っていた。そして以前ハイオク混合出荷が問題となっていたが、昭和シェルだけは大手の中で唯一独自ルートを持っており、品質を改めて保証した。

イタリアの高級スポーツカーメーカーであるフェラーリと共同開発をして生まれた、「走れば走るほどエンジンが綺麗になる」ハイオクこそがShell V-powerなのだ。
F1エンジンで効果が実証されて、世界67ヶ国で愛されている世界規模のハイオクがここにある。

国道17号深谷バイパス。
職場のある太田市からは県道で真っ直ぐ接続出来るので、よく利用している。看板にV-power販売店の証となる赤いロゴはないが、スタンド内では見ることが出来た。

ハイオクではなく、"Shell V-power"という表記。
レギュラーと10円の差で世界基準のハイオクを入れることができるのである。最初の頃は各地の安いスタンドを覚えてブランドの拘りなく入れていたが、20万kmを目前に控えている過走行車となった今は拘りが重要になってくると思う。

黄色の給油ノズルはハイオクの印。
しかし、V-powerはシェルスタンド全店舗の販売ではないため、取扱いのない店舗は通常のハイオクとなる。

洗車拭き上げコーナーの後ろにある看板。
無料マットクリーナーに隠れて全ては見えないが、力強く"Showa Shell Sekiyu"と書かれている。
こう言った看板も貝殻ロゴと共に数を減らしていくのである。

私が高校在学中に免許を取りに初めて群馬に来た頃は、まだエネオスに経営統合される前のモービルスタンドがあったのを覚えている。5年間という時間で、風景が色々と変化してきているのを実感する。
旅での出会い、全てが思い出
これを大切にして、これからも活動していきたいと思う。