新年明けましておめでとうございます🎍。

本年も宜しくお願い致します❗


上信越自動車道

群馬の州、長野と新潟を表す信越地方から文字を取って"上信越だが、それに似た名をもつ道路がある。

上信自動車道

上信越から"越"が消え、上信。読み方は「じょうしん」と同じ。そして自動車道を名乗る以上、自動車専用道路であるはず。


高崎市から国道17号と高渋バイパスを利用して1時間程、舞台の群馬県渋川市に到着。休日になるとイオンモール高崎の渋滞があるために一部流れが悪くなるが、それを過ぎればそこまででもない。
国道17号が大回りしながら前橋市街地を経由し、1車線だけの左折レーンがボトルネックになることも考えれば、草津温泉方面へは「群馬県道25号川線」(=愛称「高渋線」)経由も充分選択肢に入ってくる。

あ、これはまさか…⁉️
私の中で何かが閃いたが、この全容は今回の上信自動車道がカギを握っている。

群馬県道35号「渋川東吾妻線」が目的の道路へ導いてくれるアクセス路である。片側1車線、住宅地を通る。

右折は「上信道」、国道353号で中之条・東吾妻方面とある。その"上信道"が今回取り上げる上信自動車道の正体である。

道路情報板には青地に白抜きで「上信自動車道」とある。内容はこの時期の道路に至るところで見られる「路面凍結 スリップ注意」の文言。
群馬県でもみなかみ、沼田、渋川、万座方面は毎年早くから降雪が観測され、12月や1月になれば豪雪地帯と化す。

~上信自動車道について~
群馬県HPの「上信自動車道建設事務所」のページによると、関越道の渋川伊香保IC付近から鳥居峠(群馬県嬬恋村と長野県上田市)を経由して上信越道に至る総延長約80kmの地域高規格道路。

地域高規格道路の条件
  • 自動車専用道路またはそれに準ずる規格
  • 概ね60km前後の走行ができること
上信自動車道は自動車専用道路で125cc以下の原付等の進入は禁止である。

交差点の高架となっている区間は、将来的には国道17号前渋バイパスと接続される予定である。
その名も、渋川西バイパス
上信自動車道は自動車専用道路であり、将来全線開通すれば埼玉県から上武道路を経由して、長野県上田市方面まで高規格道路で結ばれることとなる。
市街地を経由しなくてもすむため、内山(国道254号)、碓氷(国道18号)を凌ぐ需要が見込まれると思っている。

上信自動車道は国道353号バイパスであり、一般国道自動車専用道路の扱いである。その為、おにぎりも設置されている。

将来は草津温泉もこの道路を利用して行くことができる。狭い住宅街や険しい山道を迂回できるため県内は勿論、東京や埼玉からのアクセスもよくなるために需要は高いはずだ。看板の一番上が空いているが、「嬬恋」や「上田」と言った地名が入る可能性アリ。

八ッ場ダムまで30kmとあるが、実は建設の際に沈んだ旧道の代わりに建設された国道145号「八ッ場バイパス」も上信自動車道の一部になる。当方は自動車専用道路ではないが、交差点は立体式で本線上の信号は少ない。

高山方面へはその先にある川島・高山ICを流出する。

川島・高山ICの次に出現した見慣れない看板。
この先渋川や草津方面は冬季積雪量が多いため、その地域をもろに経由する上信自動車道の機能性を確保するためには除雪体制を強化する必要がある。
ここから流出してしまっても、またすぐ進入することができる。

その先の岡崎ICを過ぎ、箱島ICの看板が現れると「500m先終点」とある。暫定供用中の自動車専用道路によくあるが、一旦乗れても直ぐに下ろされてしまうパターン。

直進方向に矢印は無く、右斜めに草津、長野原、中之条とある。つまりはこれより先は未開通だからここで出よというメッセージだ。

この先の区間の建設工事は現在行われていて、三遠南信自動車道のように建設事務所も設置されている。
「箱島OFFランプ橋」というのはこれより先が開通してもここが箱島ICで、この道路も引き続きOFFランプとして使用されるのだからうまい名前である。

KOMATSUのバックホーが活躍していた。
金井バイパスはここで終わりを告げ、再び県道35号を北上することになる。

往路は次の記事で つづく