さて、とうとう大晦日でんな。
今年も「むなしく」終ってしまった感がいなめない。
兎に角、時の経つのが早いのなんのって。
皆口々に年の瀬には同じことを言うんだろけど、
アラ50のここのところ、そのスピードが異様に早まった気がしてる。
ああ、こうやって歳を取っていったら、あっという間に人生がフィニッシュするのでは、という訳のわからん不安も少々と。
ま、そんなことはどうでもいいとして。
兎に角、今年は「独学」テコンドーを始めたに尽きるし、限る。
他は取り立て変わった事はなかった、と。
しかし、そのテコンドーもはじめはやる気もなかったのに、子供がただやるだけだったのに、ガッデムな指導者とぶつかった為に、自ら子供に「指導」するために始めるとは・・・・・・、
なんとも動機が不純(=適当)で、まともにテコンドーをやられている方々からには、
「独学なんてなめんじゃねえ!」とも言われもしましょうがね、
独学こそ我が人生・・・・・・動機が適当こそ我が人生なんで、
これはもう生き方の問題なんでしょうがない、と。
ま、そんなこともどうでもいいとして、
今日は久し振りに映画の話。
普段、ゲームばっかりやって、後は部活と勉強、そしてたまにテコンドーという息子に本やら映画やら、何を薦めたらいいものやら、色々頭を悩ましている毎日なんですがね、
薦める映画や本には、エンターティメントもあるけど、やはり、子供のうちに押さえておきたいものがいくつかある、と。
その中の一つが「禁じられた遊び」。
この映画、私が小学校低学年ぐらいの時にテレビで観たきりのもの。
そのときの「衝撃=哀しみ」は、あのロマンスのギターの調べと共にずーっと心の奥底に残っているという、
いわゆる「ひきづり」映画の一つとも言える映画ですな。
私が小学校の時に衝撃を受けたんだから、子供にも小学校の時に見せようとも思ったんですがね、
二つの理由でそれができなかった。
一つは、DVDに字幕版しかなかった事。やはり、小学生に見せるなら吹き替え版がいいかと。
もう一つは、あのラストシーンの哀しさにいい歳こいた私が、「また」耐えられなくなったらどうすんねん、という一見「なんじゃそれ?」という理由の為。
ところが、今年になってこの映画のブルーレイ版に、公開時にはカットされた秘蔵映像が加わったそうで、
それが、あのラストシーンの後にあり、内容が「なんと」それまでの悲劇が全て夢だったという展開らしい。
らしいというのは、実際に観た訳でなく、アマゾンのレビューで知ったから。
この話を知った途端、なんだか「心が軽く」なってね(なんのこっちゃ)、そして子供も中学生になって字幕OKということになり、
昨日晴れて家族で視聴した次第。
視聴したのは通常のDVD版、今は安価で手に入る。
観た感想は、やはりラストシーンは「つらかった」という・・・・・・。
そして40年以上前の小学生の時には「感じなかった」、
この映画の「反戦メッセージ」の秀逸さに感じ入ってしまった。
60年以上前のモノクロ映画で、ドラマティックな展開が何一つないにも拘わらず、
まさしくこの映画は、「ザ・映画」だった。
初めて観たというカミさんは、映画が終った後、何度も目をぬぐっていた。
自分の子供が出来てから、兎に角子供が親をなくす話にとんと弱くなった私は、前述の通り、「後述談」がある事を知って、
「つらいながらもこらえる」事が出来た。
はて、中学生の我が息子はどうか、期待をして振り返れば、
ハナをほじくりながら、つまらなそうに
「これでおしまいなの?」ときやがった。
思わず、「ふざけるじゃねー!」と怒鳴った次第。
来年も我が家の「子育て」は難しいに違いないと確信。
本テーマは「映画」ながら、
やはり「子育ては難しい」というお話であい失礼。
ではでは、よいお歳を。
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