どうも、ふじです。

 

今回はしっかりトップチームのマッチレポ。U16なんて誰も読まないぜ。

 

それではスタメンから。

 

スパーズのスタメンロリス、オーリエ、フォイス、トビー、ヤン、ローズ、ウィンクス、シソコ、エリクセン、ソン、ケインベンチガッザ、デイビス、KWP、ワニャマ、ラメラ、ルーカス、ジョレンテ

 

バーンリーのスタメンヒートン、バーズリー、タルコウスキ、ミー、テイラー、ヘンドリック、ウェストウッド、コーク、マクニール、ウッド、バーンズベンチにハート、ロートン、ギブソン、ブレイディ、グズムンドソン、ヴィドラ、クラウチ

 

スパーズはケインとデイビスがそれぞれスタメンとベンチに復帰。デレアリは依然欠場。番記者によればサンチェスとトリッピアは温存、ダイアーは病気でベンチ外だそう。ダイアー何回病気罹るんや。そしてベンチにルーカス、ラメラ、ジョレンテと3枚攻撃的なカードは揃うのは何試合ぶりなのか。これにデレアリが帰ってきたら誰かがベンチから弾かれることになるだろう。

 

両チームのフォーメーション。

 

スパーズはドルトムント戦に引き続き3バックを採用シソコとエリクセンの位置は表記難しいなあ結構流動的だった。バーンリーはオーソドックスな4-4-2。

 

 

前半

前半は0-0で終了したが、どちらがやりたいことをできていたかと言うとバーンリーだったろう。かなりスパーズを研究してきたんだなあと思った。

 

スパーズはドルトムント戦同様3バック+ウィンクスでダイヤモンドを形成してビルドアップに臨んだ。なのでスパーズがボール保持している時はシソコをエリクセンと両WBと同じ高さに上げて3-1-4-2と言えると思う。しかしバーンリーはこれを完全に機能させないようにしてきた。

 

ではどうやってバーンリーはスパーズのビルドアップを封じ込めようとしてきたのか。それは2トップ+SHのどちらかが出て来て3枚でプレッシングすることだった。この時2トップはウィンクスへのパスコースを遮断している。

 

そして出てきたSHはスパーズのWBへのパスコースを切り、CHはシソコとエリクセンへのパスコースを切るというポジショニングだった。

 

スパーズのDFラインは(平均以上とはいえ)ビルドアップ能力に欠ける。唯一フォイスがドライブでプレッシャーラインを突破できたがトビー、ヤンはそれができないのでトップのソンやケインに蹴らざるを得なかったが、それはなかなか収まっていなかった。しかしシソコが割とセカンドボールを回収できるのでそこからローズへ展開してファイナルサードまで到達する場面があった。

 

あと前半は時折ケインが貰いに下がってくるがそれに対してはシソコかエリクセンのマークを外してでもついてくるのであまり効果的では無かった。

 

ソンやケインにロングボールを蹴り、セカンドボールを回収し、ローズにボールが渡るまでの間にバーンリーSHは帰陣できるのでローズがファイナルサードに到達する時にはバーンリーの陣形はとっくに整っていてそこから効果的な崩しをすることはできなかった。

 

バーンリーはファイナルサードでスパーズのWBがボールを持った時はSHが下がって5バックになるようになっていた。基本的にボールを奪うような守備はせず、ひたすらリトリート。ローズもオーリエもワロスを上げるのがバレていたのではないか。序盤のローズからの鋭いクロス以外は残念なボールが多かった。

 

バーンリーの後ろで繋がせない意志は徹底的で、スパーズのゴールキックの時はペナルティエリア付近にその3枚が張り付いてCBにパスを出させないほどだった。当然ロリスのキック精度は良くなく、距離も短いのでバーンリーにとっては跳ね返しやすかっただろう。

 

バーンリーの攻撃はひたすら2トップにロングボールを当てる作戦だった。スパーズから高い位置でボールを奪うことはなかったのでカウンターはほとんどなかった。想定しているボール回収の仕方はスパーズに無理なシュートで終わらせてタッチラインを割らせることだったのだろう。GKのヒートンはキックの距離が長く、かなりスパーズの陣地まで飛ばしてくるのでとても厄介だった。

 

が、前半はCK以外ピンチは無かった。後半はそのCKで1点やられてしまうのだが。。。

 

 

後半

後半になるとスパーズは少しビルドアップの方法を変えてくる。ウィンクスの横にシソコかエリクセンを落とし、パスコースが切られている両WBへのパスを諦めて最初から更に高い位置へ上げるようにした。

 

そして脇のCBは前半より広めに広がって中央への楔のパスを出すことを意識するようになった。

 

これならCBが独力でなんとかする必要はなくなったが、2トップに対してはCBがキツく当たってくるのと、この日はヤンのパス精度が高くなかったのでMFラインをパスが通り越しても効果的な攻撃には繫げられなかった。

 

61分、スパーズはウィンクスを下げてジョレンテを投入する。ウィンクスがいた位置にはエリクセンが下がってきてシソコと2センターの形になった。

 

試合中はこの交代を謎に感じていたが、これは試合から消されていたウィンクスを諦めて前線の枚数を増やして楔やロングボールの受け手を増やしたかったのだろう。更に後半からはケインが下がってくる頻度を落としたので後ろから繋いで組み立てるのは半分諦めたという意味だろう。

 

この時点ではまだ試合(状況)はイーブンだったが、75分にイエローカードを貰っていたフォイスを下げてラメラを投入したのが分かれ道だった気がする。

 

バーンリーのロングボールに対して2トップが競ってきても1人がカバーに回れていたのがいなくなったのでボールを収められやすくなってしまった上にエリクセンはウィンクス以上にフィルタが効かなかった。更にバーンリーは後半もプレッシング3枚を継続していたので後ろでの人数確保ができなくなって繋ぐのは半分諦めたとは言え余計に質のいいボールを前線に送り込めなくなった。

 

この日はジョレンテも収められなかった。最近のゲームでずっとジョレンテがボールを収めることができていたのは出し手のマークが緩くていい状態でボール蹴れてたのもあるんじゃないだろうかと思った。

 

 

得点はバーンリーがCKから1点とプレスを嵌めての1点。スパーズはローズの反則スレスレのスローインからケインが沈めて1点だった。ローズのスローンインを見てない方がいたら見て欲しい。ワロてまうから。

 

ウィンクス封じ

この試合ウィンクスはかなりボールを持つことを制限されていた。それはスタッツにもしっかりと現れていた。

 

 

 

 

1枚目がレスター戦、2枚目がドルトムント戦、3枚目がバーンリー戦のタッチに関するスタッツ。

 

レスター戦ではタッチ数は101回、ドルトムント戦ではタッチ数が88回だがこの2試合はフル出場。バーンリー戦では61分に下がってタッチ数は48回

 

全社試合を61分に計算しなおすとレスター戦は67回、ドルトムントせんは58回なのでこの試合如何に消されていたのかが分かるだろう。

 

 

独り言

今までの試合ではなんやかんやウィンクスが組み立ててくれていたがそれができなくなるとかなり困るというのが分かってしまった。あとこの試合どうすればよかったのかと聞かれると、オーリエじゃなくトリッピアだったんじゃないかと思う。

 

ビルドアップの出口をもう1つ作るならそこしかないだろう。でもここから3連戦を考えると温存するのは分かるししょうがない。現状トリッピアのほうが信頼されているのだから。

 

確かに両SBはワロス連発だったけど、敗因はそこじゃない気がするな~。