【言葉】松波晴人さんの言葉
大阪ガス行動観察研究所 ・所長の松波晴人さんの言葉。
「消費者は自分が意識しているニーズしか語らないから、よほどの偶然がなければ画期的なアイディアなど出てこないもの」(グループインタビューを通して)
私もまったくそう思いますね。
だからアイディアが欲しいときには自分で解決したり身内に聞いてもダメなんですよ。よくアイディアだったら人にはまけないくらい自信があるという人。いますね。ある、あるならぬ「いる、いる」。人は自分のことは自分が一番知っていると思い勝ち。ところが実は何も知らないのです。
すべては「発想」の問題。産み出された「発想」はどこまで拡がりがあるか。その拡がり方こそが実は「発想力」そのものなのだ。
やはり「私」ではなく、「公」とつながる発想法ではないと拡がりのある社会的ウエーブになっていかない。ここのところを多くの人はわかっていない。
内部でチョコチョコいじくりまわしているだけのアイディアがほとんどだ。店でいえばインストアでの行動。店を飛び出してこそ素敵なアイデイアは産まれる。
環境を「異化」しないと本質は見えてこないと思っています。異化作業が発想力。
松波晴人さんによると、行動観察とは
発想の出発点は「現場の行動観察」から行動観察は、一見難しそうに思える名称ですが、読んで字のごとく、人が何をどのように使って、あるいはどのような姿勢で、様々なことを行っているのかを見て、その結果を分析することを言います。
学問の世界ではかなり以前から取り組まれてきたものですが、近年提唱されている「サービスサイエンス」への取り組みの中で、マーケティングリサーチに取り入れられ始めた手法です。
だからむしろ自分のことをまったく知らない異種の人の意見に耳を傾けるべきなのです。コーチングやコンサルトに人気が集まるのはそういうことなんですね。

