【反論】出版編集者の言い分と私の反論
[出版編集者の言い分と私の反論]
日本の活字文化を支える東京の出版社の編集者のノウハウなんてこんなものかとあきれた今回の一件。
おつむの程度が低すぎるのだ。私にいわせれば出版事業なんて所詮人のふんどしで商売しているような事業。印刷屋の機能にちよっとだけ毛がはえたようなもの。ならば、その人(著者)の開発こそ最大のノウハウであるはずだ。
その前に、どんな一件だったのか、その顛末を。
私は人生の集大成としての本のテーマに「発想道」を選び、原稿を3か月間かかって完成させた。商業出版として採用されたいと出版社に売り込みに行ったが、すべて断られた。納得がいかない私は読者ユーザーに信を問う形で支援サイトを作成。現在、その反応を調査中。サイト名「飲食店の皆様に信を問う」 http://hasukahon.tokyo/
これで今の編集者は「著者開発」をしないことがはっきりわかった。優秀な編集者なら「持ち込み原稿OK」いうべきで、現実はそうではなく「当社は外部の原稿持ち込みをやっておりません」と門前払いの版元が多いこと。
これではヒット作がでるわけがない。門戸を解放するとやみくもに売り込みが殺到するとでもおもっているのか。その裏には「出版のノウハウは出版屋しかわらない。素人のあなたたちにはわかるはずがあるまい」というおごりが見え隠れする。
ちよっと待てぃ。あなたたちに出版のノウハウなどないと断言できる。今売れている書き手を、新宿の紀伊国屋書店のデータベースから拾い出し、他社の後追いを平気でして、初版部数で営業のノルマ達成などという卑劣なことをやっているではないか。
出版の編集者よ、ぬくぬくとした社内におらず、積極的に外に出よ。タモリじゃないが、おもしろい人がいるぞと聞きつければ全国どこへでも吹 っ飛んでいくような野性味あふれる出版魂をもった人間になれ、まずはそのあたりから経営者は教育訓練しなければいい人材は育たないと思う。
http://hasukahon.tokyo/
http://hasukahon.tokyo/
岩波書店の創設者のエピソードをみよ。世にはじめて百科事典を出そうと企画した時、社内外に誰一人として賛成するのはいなかった。しかし、戦後復興期にあった日本人の成長と繁栄には知識が不可欠とばかり出版を断行した。時代を読み切った卓越した経営者だったからこそ、また、出版屋しかできないテーマの百科事典を発売し、大ヒットさせた。これを先見性といわずして何といおう。すぐれた出版人は平均的大多数の民主主義的手法はとらないことの好例だ。
さて、本題に入ろう、東京の 出版社は私の原稿をおおむね以下のような理由でボツにしている。
A.400頁強という頁数は今の売れない時代には不向き。実用書は最大256頁以
内に圧縮すべき。
B.飲食業自体の市場性が小さい上にメニュ-の話にピントを合わせるとさらに
購入入口を狭くなり、初版すらもさばけないだろう。飲食業という業界自体が
パイが小さい。
C.ターゲットの飲食業界関係者は「本を読まない」との定説があり、基本、接客
業というブルーカ ラー系は「本を買わない層」との慣習、背景があり、新規に
はとても手を出しくい。
これに対し、私の反論はこうだ。
①頁数が多いというが、、ひな型プレスリリースに相当する200頁を別途 、ネッ
トに飛ばせば頁数の圧縮など簡単に実現できる。CD-ROMの付録という手
もある。←Aの反論
②東京型出版社の初版部数は5000部。全国発売せず、関西などの地域限定
発売で初版2000部という方法だってあるはず。大阪は食の街なので大阪か
ら出版されるこに期待したい。←Bの反論
③「飲食業界の人間は本を読まない」という仮説はこれほど人を馬鹿にした暴 言はないだろう。現に飲食業界に特化した本はいくらでもある。買わないことと売れないこととは違う。売れるための本づくりを版元自らが挑戦したこなかったからではないか。ゆるい切り口など誰ももとめていないのだ。私こそ飲食業界最大の理解者であり、アイデアメニユーひとつ で話題の店として繁盛させることができると自負している。←Cの反論
④飲食業界に特化したアイデア本としては、類書がなく、斬新な企画であり、秀
逸である。
⑤入口は飲食業のメニューだが、よく読んでいくと他のビジネス業界でも使える
汎用性があ。
⑥アイデアメニュー、ひな型プレスリリース、配信用マスコミリストの3点セットを
キモとする本書ははすぐに現場で使える実践書であり、実用書のバイブル、
鏡ですらある。
⑦アイデア本、発想本はそれなりにあるが、ほどんど読まなくてもわかりきった
ことを総論論にいっているだけ。読後に何も残らない。それは著者のアイデイアのノウハウがないからだ。そんな本はちよっと腕の立つゴーストライターだったら1週間もあれば見事に変身・完成して本にするだろうね。
➇この本の構図はマスコミ報道を前提にしているが、出版編集者はマスコミ報
道の本質をほとんどわかっていない。それは出版社の広報部機能にもはっきり表れている。気の利いた版元でも広報部というセクションはなく、編集担当が広報を兼ねているのが実態だ。これまでに記事にしてくれたマスコミデータがあり、そこに無意味・無造作にプレスリリース提供しているだけだ。なぜそういうことになるののか。
⑨私は基本、出版社は報道第一主義の新聞社とは体質が違うと思っています。書籍という商品をただやもくみに売っている、 そこらの物販企業と同じ体質ということです。そもそも出版社には社会性や倫理観などない。売らんかなの主義一辺倒の姿勢丸出しなのである。その証拠に「〇〇日間で超美人になれる本」だの「年商〇〇億円を1か月で達成できる方法」とか、明らかにウソの本である。
こういうやり方を誇大広告というのだが、そういう意識は毛頭ない。新聞社なら
そういうことは絶対に書かない。そこが新聞と出版社と根本的に違う点だ。売るためには手段は選ばない強引なタイトル案。それが出版社の本質をさらけ出しているといっても過言ではない。
⑩ある高名な出版プロデューサーが「はすかさんの原稿は本にできます。しか し、全体をダイジェスト風に再編集し、圧縮することに合意するならね」という条件付きの提案があった。私はこれをきっぱり断った。この本は本当は1年分の本にしたかったが、ボリュームの関係で上下2巻という分冊路線にせざるを得なかった。それは「きょうは何の日」から導き出したものを1日に1話半年分184本のアイデアを誕生させるという展開にしてあるので、そこは譲れなかった。頁数を減らすという圧縮自体はその部分を本には収録せず、ネットに置くという手法もあるのでそこは共感できる。しかし、この「春夏編」(上巻)は1日に1話で184本、掲載しなければ何の意味もないと思っている。どこかの頁を意図的に選別し、カットするというのは「生みの親」としてはどうしてものめなかった。
[私の結論]
東京系出版社は人を見る目もなく、積極的に著者開発しようという意欲もない。今風の言葉でいえばサラリーマン的で野心などなく、「そつなくこなせばそれでいい」という実情を痛いほど感じたので、さっさと縁を切りたい。食の街「大阪」に版元像をもとめ、小さくてもいいから、全国発売でなく、関西の地域限定発売でもいいから、初版2000部から始めたい、そういう出版社と出逢いたい。そして増刷を重ね、5000部を突破して、東京の出版社を見返してあげたい。そうなるようにいくつかの攻撃的で戦略的なプロモーションを実施したい。