【PR例】都内の焼肉レストラン
過日、都内の焼肉屋さんからPRアイデアの依頼(ランチコンサルではありません)をありました。まずは「現況・課題を10項目」あげてもらい、それをみながら私なりのPRアイデアを出させていただきました。店舗名は伏せてほしいとのことでしたのでお約束は守ります。
現場を見て担当者と面談したわけではありません。が、PR職人ならではの視点が盛られていると思いますが、どうでしょうか。
例えば、新メニュー「焼きしゃぶ」を開発するところまではわかっていただけると思うのですが、「焼肉憲章」を作れといわれてもそれにどういう意味があるのか、最終的な着地点の目的と意義が見えないのかもしれませんね。まさにこのアイデアこそがPR広報マンらしい視点なのです。私のイチオシ。
つまり、どこまでいっても、たとえお店であっても、社会に役立つ、社会的視点からの文化企画が必要なのです。もはやおいしい料理と心からのサービス、それに素敵な内装インテリアが飲食店繁盛の秘訣ではないことを知っていただきたいです。
こういうことは実際にPR企画を実施されて、マスコミから取材をうけて報道され、その反響からどのようなものが返ってくるか、実体験をしてみないと私の提案するアイデアの価値がわからないでしょうね。
私には企画実施後のマスコミと社会からの反響がはっきりみえているのです。
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[都内の焼肉レストラン]
■現況10項目■
[01] 東京都内で焼肉レストランを1軒経営しています。
[02] 立地はビジネスマンの多い新橋駅前ですが、銀座側とは反対方向の位
置。
[03] 集合ビル3階。総面積20坪。路面店ではなく外部から店内が見えない。
[04] 2006年4月開店。炭火に網の焼肉。45席。17時~翌朝5時の12時間営
業。
[05] 焼肉店に職人不要の中、あえて調理長に職人(寿司、和食)を起用。
[06] 肉の切り方や食材(黒毛和牛、ジャワ塩・柚子胡椒)オリジナルメニュー
(牛トロ寿司や梅肉ロース)など焼肉職人の「技術」にこだわり。
[07] 牛カルビ980円、牛ロース1,200円、牛レバ850円、豚トロ780円、
ビビンバ880円、ユッケ980円、冷麺780円、牛トロ寿司<限定> 1,150円
[08] 主要顧客層は30代の男性、汐留、虎ノ門、霞ヶ関の会社員。
[09] 平均客単価は4,000円程度、平均組数は2名~4名。
[10] 店舗告知はネット中心、新聞折込チラシ(新橋界隈)、雑誌広告。
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■PRアイディア5項目■
下の4つの商品と周辺道具(重箱)を開発し、食にオリジナリティとエンタテイメントを付加することが大切。とりわけ私の一押しは「焼きしゃぶ」だ。 日本初の焼きしゃぶレストランという売りでマスコミ攻略すればいい。その鍵は和風タレの開発だ。
・牛の丸焼き------牛肉の全部位を1ヶ所に集めた大皿は多数客に対応。
・シャーベット------ユニークなシャーベットは社外仕入れ対応で十分。
・シーフード-------シーフードを投入して焼肉メニューと楽しさを拡大。
・重箱-----------卓上のスペースの有効活用は客単価アップに貢献。
・焼きしゃぶ------すだち、しそ、カボス、梅、レモンの和風タレが命。
[メニュー開発]
1つ目は「牛の丸焼き」。牛の部位を表した形の特注皿に1頭分の肉を部位別
に並べ、多数客向けに牛肉の正しい知識とおいしさを同時に味わう。
2つ目はシャーベット。「ゆず」「スウーティ」など1/4サ イズで提供。
3つ目は「焼き物としての魚貝のシーフード」を増やす。
4つ目 は席上スペースを有効活用するために皿はすべて「重箱」式に統一。
5つ目は店の売りにしたい商品は本邦初の「焼きしゃぶ」。
薄く切ったしゃぶしゃぶ用の肉を網で焼き、ポン酢などの和風タレで食
べる。酢タレは、すだち、しそ、カボス、梅、レモンなど大人向けの味覚
に多様に用意。業種・業態を「焼肉&焼きしゃぶ」に位置づける。
[B]焼肉憲章の作成
正しい焼肉の食べ方を伝授する「焼肉憲章」を制定。すでに「缶詰おでん」と「憲法」を関連づけたものを条文化した「缶詰おでん憲章」なるものがマスコミで話題になっていたのでこれの「焼肉憲章」版と思えばいい。
この 「缶詰おでん憲章」は信田缶詰 http://www.fis-net.co.jp/shida/
の信田臣一社長の依頼を受けた早稲田大学の水島教授がゼミの学生と一緒に考案したもの。店のコンセプト「焼肉職人」を具現化した企画。
●缶詰おでん憲章
http://www.asaho.com/jpn/img/2006/1113/kandumeodenkensho2.jpg
コンセプト「焼肉職人」にこだわり、正しい焼肉の食べ方を伝授する焼肉憲章」
を開発・制定する。究極の焼肉店の「本家」に位置づける。
[C]焼肉検定サイトの作成
「焼肉と焼きしゃぶに」関するうんちくに答える焼肉検定サイトを作成。先の「焼肉憲章」を運用しながら質問を用意。正解率に応じて、焼肉食事券を贈呈するほか、「焼肉ソムリエ」などの称号を授与。
ITユーザー向け企画。「焼肉と焼きしゃぶに」関するうんちくに答える検定サイトを構築。先の「焼肉憲章」を再活用。Webチャレンジのみとし正解率に応じて、焼肉ディナー券を贈呈するほか、「焼肉ソムリエ」の称号を授与。焼肉職人ならではの難問を用意。
[D案]「接待の日」の制定
PRイベント「接待の日」の実施。取引先はもちろん上司や妻でもいいから1年に1回7月21日(7はセブンのセ、2はツーのツ、1は待のイで、接待と読む)を「接待の日」に制定。4人以上の複数客を狙う。参加者には「接待状」を授与、記念品を贈呈。Webで受付。ちなみに、8/29は焼肉の日(全国焼肉協会)。事前にアンケート募集パブ「接待したい人と理由」を展開し、当日の7/21に10組を招待する。あわせアンケート集計結果もパブ公表。
[E案]お笑い芸人用打ち上げ会の開催
お笑い芸人用打ち上げ会を「55829」(ゴーゴー焼肉)と名づけ、彼ら専用のカードを発行。4人以上であれば1人は無料招待という業界人向け得典企画。深夜営業とTV局に近い立地を最大限活用。お笑い芸人が嫌というならプロ野球などのスポーツ選手というのでも構わない。 あすのPR広告塔になることを期待しつつお笑い芸人用打ち上げ会「55829」 (ゴーゴー焼肉)と位置づけ、4人以上であれば1人は無料招待という業界人向け企画を実施。深夜営業とTV局に近い立地を最大限活用。 発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。

