【本】ソーシャルもうええねん
書籍「
ソーシャルもうええねん」(村上福之著、ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2012年10月、980円)
「ソーシャル疲れ」といわれる。それだけソーシャルメディアが一般化してきたともいえるが、いまSNSによるネット中毒が問題視されている。
これまでソーシャル関連本は「ポジィティブな面」だけを語られてきたのがほとんど。
この本はソーシャルメディアに踊らされず、ソーシャルメデイアのもつネガティブな問題点を明らかにし、ネットの世界を渡り歩く知恵を伝授してくれます。
Twitterの「フォロワー」やFaceBookの「いいね!」、YouTubeの「」動画再生回数」などはいくらでも買えると筆者。
食べログやヤラセライターの実態はどう説明すればいいのか。元パナソニックのエンジニアだった著者がソーシャルメデイアの裏側を大胆に語っています。
私も同感。Twitterの「フォロワー」やFaceBookの「いいね!」は昔流行した「手紙のチェーンメール」と本質は同じだと思っています。
どこがどう違うか、その優位性を語れる人がいたらぜひ反論して欲しい。ITがもたらす、数の急速拡大化にどんな意味をあるのか。その数はほとんどの場合、ニセモノといっていい。数が増えることを科学的なマーケティングだなんて嘘っぱちだ。
とにかくソーシャルメデイアを負の部分、ネガテイブの領域に光をあてた点で大いに評価したい。
[本の内容]
ソーシャルなんて嘘ばっかりだ。「お金を払う」ではなく「お金をもらう」とスキルは高速で身につく。つくられた情報に踊らされない思考術。
[目次]
第1章 ソーシャルもうええねん(フォロワーも、「いいね!」もカネで買える
どういう人をターゲットにするとモバゲーのような利益500億円の商売
ができるのか ほか)
第2章 動いているものを見せれば大人は納得する(「すでに革新的な商品を
作った会社で働くこと」のつまらなさ 独立してからかかわると面倒な人
リスト ほか)
第3章 世の中、金ではどうにもならないことがたくさんある(競争が激しいとこ
ろに行くから、価格はたたかれる iPod発売日にパナソニックのエンジ
ニアがしたこと ほか)
第4章 最後によかったと思える人生を(「好きなことをやりなさい」という大人は
無責任 超大企業と超未上場ベンチャーの違い ほか)
[著者情報]
村上福之氏。株式会社クレイジーワークス代表取締役総裁。1975年大阪生まれ、37歳。8歳からプログラミングを学ぶ。関西の家電メーカーでの開発職を退職してオーストラリアを放浪中、Webデータベース開発を受託したことからWebプログラミングを独学で学び、業績から永住権を得る。帰国後、フリーエンジニアとして漫画喫茶で開発した独自の動画コーデックが、経済産業省主催のビジネスプランコンテスト「ドリームゲートグランプリ」で国内2位となり、審査員を務めたGMOインターネット熊谷会長の支援で上京。
