【倒産】経営者の自殺防止 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【倒産】経営者の自殺防止

私の今年のメルマガタイトルは「よのなかメガネ発想術」。きょうはその第25回目(月に2回出稿)を書きました。 同じものをブログにも転載することにします。


蓮香尚文の「よのなかメガネ発想術」[2012/11/08配信] 

http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4122


◎今回のタイトルは「経営者の自殺防止


■経営者の駆け込み寺(1/2)

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コラムタイトルの「よのなかメガネ」は物事を思考するとき、自分や自社のことだけを考えないで、「よのなか全体」からみる発想習慣のことです。よのなか=社会=ソーシャル=俯瞰(ふかん)と置き換えてもOK。

「よのなかメガネ」というフィルター(視点)から発想すると、素敵なPRアイデイアが湧き出てきます。私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある。発想の技術を極めてこそ一流の広報マン」。皆様のPR企画の立案、発想の事例としてお役立ていただければさいわいです。

25回目のきょうは、倒産し、パニックに陥っている企業経営者を精神的に支
え、倒産後の処理を実務面からサポートしている特定非営利活動(NPO)法
人「蜘蛛の糸」( 佐藤久男理事長、電話018-853-9759、
http://www.kumonoito.info/  )。

自殺率が全国最悪という秋田で産声を上げたが、相談者からの依頼は全国に及ぶ。理事長の佐藤久男さんは7歳の時、会社を経営していた父親が自宅近くの川で遺体で見つかった。自身も23年間率いた不動産会社を倒産させ、自己破産。「自分も妻もうつ病。桜の木でネクタイを首にかけ、ぶら下がったが死ねなかった」。

年商15億円の贈答品販売業を営む親友が倒産を前に自殺した。続いて尊敬する知人の経営者2人も死を選んだ。地域経済の疲弊で追い込まれる例が後を絶たない。「地域を支えてきた人をこれ以上死なせてたまるか」と思が、倒産した経営者たちを救う組織は県内になかった。

「自分で設立するしかない」。NPOは平成14年6月に設立。破綻の果てに自殺に走ろうとする経営者たちの駆け込み寺という位置付け。自己破産が認められ、そう決意した。仲間2人が協力に応じ、3人でNPO法人を立ち上げた。

「1人でもいい。救済し、再び会社を起こさせるまで立ち直らせたい。死ぬ勇気があったら再挑戦を」と佐藤さんは誓った。自殺を思いとどるには「人生、100%がダメということはない。99%ダメでも1%や望みがあれば、なんとかなる。そう考えることです」。


■自殺防止は人の命を救うための戦い(2/2)
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相談者の面談では財務諸表や借金の一覧表を見ながら、負債を整理する案をともに考える。佐藤さんによると「倒産した会社の社長は衝動や幻覚に負けて死ぬ」が経験測。より具体的なアドバイスをしなければ信頼されない。「責任を
とり人生を終えたい」と涙ながらに話す人には「倒産は財産の清算い゛あって
命の清算の必要はない。子どもは一生消えない心の傷を負いますよ」。

ところで、なぜ秋田は自殺率ワーストワンという不名誉な県なのか。 世界的な経済状況の悪化、真面目な県民性、日照時間の短さ、少子高齢化と過疎など
さまざまな要因があげられるかもしれない。県民所得で比べてみると、秋田は 東京のおよそ半分から3分の1。地方特有の「貧しさ」も背景にある。

「自殺防止は人の命を救うための戦いです。正直言って、難しい。一人の人間
が、一生かかって、一人を救えれば、それでいいというくらいのものだと思っ
ています」(佐藤理事長) 

2011年の全国の自殺者3万651人(警察庁調べ)。13年連続で3万人を越えた。佐藤理事長は「人間を死に追いやる社会背景が存在する。これは大きな社会的問題だ」とも。

自殺大国・日本だが、秋田ではこの8年で一年間の自殺者は100名も減少し
た。「NPO蜘蛛の糸」を中心に、秋田県内の官・民・学が連携し、自殺防止に取り組んでいる結果が現れてきた。「NPO蜘蛛の糸」が活動を始めた2002年、自営業者の自殺者は89人。これが09年には56人に減った。 

自営業者、経営者は概してプライドが高いもの。会社が窮地に追い込まれても
自分ですべてを抱え込んでしまいがちになる。早いうちに専門家のアドバイス
を受ければ、立ち直れることも多いのに、相談を嫌うばかりに、再生のチャン
スを失う経営者が多いという。佐藤理事長いわく、「相談力が弱い」。「奥さ
んにも打ち明けられるといいんですけど、お金のことはわからないだろうし、
心配かけたくないし。私も女房には相談しなかったけど(笑)。今では反省を
込めて、話をしなさいと」。

自ら会社を起こし、全盛期は年商15億の企業トップだった佐藤理事長だけに
経営者たちへのアドバイスは具体的だ。「自分がやってきたことだから、経営
者の悩みは手に取るようにわかります。本人は倒産すると思っていても、助か
るケースはけっこうあるんです」

「NPOのメリットは、責任感が出ること。また、仲間が集まってくる可能性も強くなります。また、結果論ですが、『自殺対策基本法』の制定に深く関わることもできました」。相談の電話は、秋田のみならず、日本全国からひっきりなしにかかってくるが、蜘蛛の糸のスタッフは理事長を含め3名。助成金については「期待してないけど、もしもらえたら、その金額の3倍ぐらいはがんばりますよ」と笑った。

▽自殺対策基本法 http://law.e-gov.go.jp/announce/H18HO085.html
自殺対策基本法の施行(平成18年10月28日)
自殺は近年、年間3万人を超える。自殺は、個人的な問題としてのみならず、
背景に様々な社会的要因があることを踏まえ、総合的な対策を確立すべく、今
後は自殺対策基本法に基づき、自殺の防止及び自殺者の親族等への支援の充実等を図っていきます。
 
社会復帰するにはとにかく一歩踏み出すことと決意し、朝夕の散歩を日課にし
たという佐藤理事長。「般若心経を唱え、毎日、自分の精神状態を書き出して
います。これまでのことを冷静に振り返れるようになれたのは、つい最近のこ
とです」。そして「死んではならぬ」と。

ざっくばらんな秋田弁といつも絶やさない笑顔。死を覚 悟した人たちが救われた理由がわかったような気がしました。失敗した人にしかわからない心情。
本当に人助けをするNPO法人として頑張って欲しい。明日はわが身です。

▽佐藤久男さんのプロフィール
 NPO法人蜘蛛の糸理事長 http://www.kumonoito.info/
  社会福祉法人秋田福祉協会副理事長
  「秋田県健康づくり審議会心の健康づくり推進分科会」専門委員
  「秋田市自殺対策ネットワーク会議」委員
  「秋田ふきのとう県民運動実行委員会」副会長兼事務局長
著書「死んではいけない―経営者の自殺防止最前線」(ゆうぽうと刊)
http://tinyurl.com/afw92oh
1943年10月20日生 67歳
NPO法人「蜘蛛の糸」事務局 〒010-0921
秋田市大町三丁目2-44 恊働大町ビル3F
TEL018-853-9759 FAX 018-853-9758

▽参考:秋田大学大学院に「自殺予防学コース」担当 副学長 本橋豊 先生
http://www.akita-u.ac.jp/honbu/

本コラムはすべて私の独自取材によって構成・執筆させていただきました。


発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。また、ハスカ式PRをひと言でいうなら「創作PR」の世界といっていいでしょう。古典PRというものがあるかどうか知りませんが、私のは既存手法とはまったく違う独自開発したユニークな独創的PRといえます。


 これまでに書いたコラム「よのなかメガネ発想術」


 01回目は「常識を否定したバリアフリー」(2012/1/12)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3679
02回目は「秋入学で発想力を鍛えよう」(2012/1/26)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3699
03回目は「女性向けどんぶり専門店の挑戦」(2012/2/13)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3724
04回目は「手こぎ自転車」(2012/2/27)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3747
05回目は「高速道路上で結婚式」(2012/3/12)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3768
06回目は「手話スープ店」(202/3/26)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3788
07回目は「埼大生が企画した留年式」(202/4/09)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3809
08回目は「マイ野菜市民農園」(2012/4/19)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3825
09回目は「障害者支援・ソーシャルカフェ」(2012/4/30)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3841
10回目は「偉人伝講座で寺子屋モデル」(2012/5/10)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3857
11回目は「すかいらーくEV充電無料化」(2012/5/31)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3887
12回目は「撮影ボランティア」(2012/6/11)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3904
13回目は「江戸コンを全国展開へ」(2012/6/21)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3920
14回目は「障害者を積極雇用」(2012/7/09)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3946
15回目は「大失敗賞でチャレンジ精神を」(2012/7/19)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3962
16回目は「山梨県が女子会創設で観光誘致」(2012/7/30)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3977
17回目は「地方鉄道のアイデア復活戦略」(2012/8/9)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=3991
18回目は「訪問福祉理美容サービス」(2012/8/20)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4006
19回目⇒「救缶鳥パンでCSR」(2012/8/30)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4020
20回目⇒「朝礼を公開する居酒屋」(2012/9/13)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4041
21回目⇒「バリアフリー旅行サービス」(2012/9/27)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4061
22回目⇒「泣く子が黙る「ベビーベッド」(2012/10/8)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4076
23回目⇒「練馬区買い物支援サービス」(2012/10/18)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4092

24回目⇒「食品ロスをCSRに活かす」(2012/10/29)
http://s-pr.com/super-prway/all.php?id=4092