【発想】善いことを創る
結局ね、PR広報とは「善いことを率先して創る行動や技術」のことをいうんだよ。悪いことは絶対しないとね。PR広報はモノやサービスを売るために存在しているのではありません。善いことを率先すれば社会が認めてくれて結果としてモノやサービスが売れることはあるだろうけれど、それは結果論だからね。目的ではないんだよ。
-----考える人が善人なら、その脳からは「知恵」が生まれます。 しかし、考える人が悪い人なら、その脳からは「悪知恵」が生まれます。それと同じで、できないという思想の持ち主の脳からは「できる方法」は生まれない のです。価値あるものは「できる」「ある」という思想を持った人間の脳から生まれるのです。良いアイデアを出す最大の秘訣は「悪いアイデアを出し切ること」です。私はそう悟りました。悪いアイデアを出し切った後に、良いアイデアは出てくるものだと考えれば、ろくでもないアイデアを出すことに抵抗はなくなります。真珠養殖の父、御木本幸吉氏の言葉にも、次のような名言があります。「悪いアイデアを出せない人間に、どうして良いアイデアが出せるだろうか?」 (以上、岩波貴士著「儲けのアイデア発想術」157~158頁より抜粋) -----
書籍「儲けのアイデア発想術」
http://ameblo.jp/pridea/entry-11215564574.html
広報パースンの発想力(1/2)
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広報担当者はいつの時代でも「発想」を豊かにしなければならないと思っています。
例えばいま流行の環境問題。利益が上がっている会社だから経営資源に余裕があるからの理由で、「環境問題に対処できること」「自分のところは中小企業なのでそういうことできない」などと思ってはいけない。大事なのは意識を持つこと、できることから実行するというスタンスが必要です。
このコラムでも何回もいっていますが、広報部門は会社から、上司から言われたとおりのことをやっているだけではダメです。受け身というか、待ちの仕事があなたの才能を腐らせていきます。
もっとプライドをもって「攻めの仕事=クリエイティブ」をしてこそ、広報が社内外でイニシアティブがとれるというもの。
温厚な性格で学生時代、文芸部にいたから文章作成はそんなに苦にならないという程度で広報部に呼ばれたのなら、自分には向かない仕事と思い、さっさと配転希望を人事部に出すべきです。
広報パースンが発想を豊かにする前に、覚悟をしておかなければならないことがあります。それは、広報業務に対する「思想」「哲学」「倫理」を理解しておくこと。
広報部門はモノを数多く売るために存在している部署ではありません。確固たる企業の信頼感を獲得するために存在・機能しています。
多くの消費者は「あそこの会社は信用できる。だからその会社の商品を買いたい」と思うように、まずは商品よりも、企業の信用ありき、信頼性から始まります。
■広報は「よいこと」を創り出す仕事(2/2)
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企業が社会に対して「よいこと」を提案、提供するとき、企業は一方で社会に「負荷」をもたらします。モータリーゼーションは私達の生活を素敵に変えてくれましたが、一方で排気ガスという「公害」を発生しました。社会にとってはいわば「よくないこと」でした。
だから、企業が社会に対して社会的責任を果たすということは、
[1]社会に与える「よいこと」が、大きいこと
[2]社会に与える「よくないこと」が、小さいいこと
の双方が必要だと思います。
どんなにたくさんの「よいこと」を社会に提供しても、そのためにもたらされる「よくないこと」がたくさんでは仕方ありません。「豊かさ」を追求していた時代は少々の「よくないこと」を無視するような風潮がありました。
素敵な生活をするためのモノやサービスを多く売ることはいいことだけど、そのために「よくないこと」をも大きくしてしまっては本末転倒になってくる。
だから、企業の社会的責任というのは「よいこと」を大きく、「よくないこと」を小さくしなければなりません。
私達、広報の仕事は、企業が提供する「よいこと」と、もたらす「よくないこと」のバランスから考えて、
●企業や、その商品が、社会に存在すべきか、否かについてのコンセンサス
(意見一致)づくり、ということになります。
企業が社会にもたらす「よいこと」とは、「素敵な生活」であり、「よくないこと」は時代とともにいろいろ変わってきます。これまでのキーワードで言いますと、「安全」「価格」「公害」「資源」などです。
「ブーム」や「ムープメント」は3つの段階があるといわれています。
[1]主張の段階 [2]流行の段階 [3]風俗の段階
企業が社会の変化や疑問に対して、 新しい「考え方」と「行動」を提案することによって、しだいに賛成の行動が加わり、「話題」「流行」「風俗」「世論」という流れで大きな文化・文明へと発展していきます。
そして、「世論」は、「ジャーナリズム」「行政」「企業(団体も含む)」から作られていきます。
最後に、経団連が定義した「企業の社会貢献」の内容をあげておきます。この言葉をひとつひとつ噛み締めてください。これ以上のものはないというぐらい的確です。実にすばらしい定義です。悩んだときはこの定義に戻ること。
●企業の社会貢献とは、社会の課題に気づき、自発的にその課題に取り組
み、直接の対価を求めることなく自らの資源を投入すること