【人事】時事通信の中田正博社長が退任 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【人事】時事通信の中田正博社長が退任

PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-中田正博(時事通信社長)


時事通信社長の中田正博さんが社員の他社記事コピー問題の責任を取って6月30日付で退任する。ライバルの共同通信社が書いた記者の原稿をコピー配信したという同社米国総局の記者の不手際が直接の理由。


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[退任コメント]

他社の記事をコピーし張り付けることはそれ自体、記者として許されず、報道機関としての信用を大きく失墜させた。同様のことが昨年1月に他の部署でも発生しており、このような行為が繰り返されたことは極めて遺憾なことです。


報道機関のトップとして監督責任を明確にし、信頼回復のための第一歩とする必要があると判断し、本日臨時取締役会を開き、今期限りで退任することを表明しました。ご迷惑をお掛けした共同通信社をはじめ、配信先各社、読者の皆さまにお詫び申し上げます。全社一丸となって次期経営陣が再発防止、信頼回復に取り組むことをお約束します。

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時事通信は日本の2大通信社のひとつ。1996年(平成8年)の三菱銀行と東京銀行の合併のスクープを日本経済新聞とほぼ同時に配信した。


2012年には記事の正確さ・記者のモラルが疑われる例が続いた。東日本大震災を巡り、仙台支社管内の女性記者の取材により「移転対象住民が市提訴へ=津波被災地、建築制限撤回求め-仙台」との記事を配信。しかし報道内容の事実はなく、提訴もされていない。


6月には米ワシントン支局記者(性別非公表)が既に配信された共同通信の記事をコピーし、原稿をつくる流用問題も発覚。6月18日の臨時取締役会では、続投予定の中田正博社長が退任する人事を内定。中田社長は「信頼回復のための第一歩とする必要があると判断し、退任することを表明した」とのコメントを出した。


中田正博さん(時事通信社長)

【年齢】64歳
【出身】岡山県玉野市
【学歴】早稲田大学政治経済学部卒業
【経歴】早稲田大学政治経済学部卒業
1971年 事通信社入社
     ロサンゼルス特派員、社会部長、総務局長、編集局長、大阪支社長    

     などを経て
2005年6月取締役
2006年6月常務取締役
2008年6月代表取締役社長
2008年6月28日就任
2012年6月30日付で退任予定



発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。また、ハスカ式PRをひと言でいうなら「創作PR」の世界といっていいでしょう。古典PRというものがあるかどうか知りませんが、私のは既存手法とはまったく違う独自開発したユニークな独創的PRといえます。