【版元】ビジネス書系出版社のPRアイディア | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【版元】ビジネス書系出版社のPRアイディア

ビジネス書系出版社のPRアイディアをどうするか。私なら・・・。

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■ 与件の整理 ■∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈
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[1]東京都中央区でビジネス書、実用書を得意とする出版社。       
[2]新刊のたびごとに効果的なPR方法を模索している。   
[3]会社として「広報部」という独立したセクションはない。
[4]営業部門ごとにマスコミ専任者がおり、リリース作成は彼らの仕事 。
[5]実際にはプレスリリースは営業担当者が作成することが多い。    
[6]初版完売にパブリシテイが寄与していることは体験上知っている。  
[7]現状の組織のままでのマスコミ攻略法はあるか。           
[8]ユニークなPRアイディアを求む。実現不能な企画でも構わない。   
[9]社長も若いし、企画が気に入れば採用する風土が会社にはある。    
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■ PR活動のアイディア ■∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋∈∋
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上記の条件・課題を元にモチーフにPR企画を組み立てるとしたら、あなたならどうしますか。私は以下のアイディアが浮かんできました。アイディア提供を受けるだけで「いただき!」という人は企画書のヒントとして使えるかもしれませんね。本メルマガはそういう実践向きの人のためのものです。
                                   
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[A]ビジネス書文化開発研究所(略称BBCDL)               
   「Business book Cultural development Laboratory」の設置   
[B]女性のためのビジネスBook研究会「ビビ研」の設置         
[C]試写会ならぬ試読会をネット上で展開「ネット試読会」
[D]ビジネス書の書評リーダー会「ブックマークリーダーズ」(男女不問) 
[E]書店向け「書籍紹介配信サービス」の活用            
[F]出版社向け原稿売り込みイベント「著者オーディション」の開催
[G]マスコミを含めた情報発信部署「eコミュニケーション部」の新設   
                                   
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[A]「ビジネス書文化開発研究所」の立ち上げ
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一見オーバーな組織に見えるかも知れないが、会社というものはこういうビジョンがないといけない。ましてや「出版物」という商材は文字通り「文化」に貢献しているわけですからこうした研究機関はマーケティング活動と連動して不可分密接なポジションとして不可欠なものです。   
                                   
専門用語で言うと、「サステナビリテイ(Sustainnability)」ということになります。いうまでもなくサステナビリテイとは企業の持続的発展の可能性のことをさします。                      
                                   
「21世紀のビジネス書はどうあるべきか」この命題を小さくとも出版社として経営戦略と広報の両面から「情報開発」していかなければいけないのです。                             
                                   
具体的な活動内容は、

(1)ビジネス書に関する総合マーケティング
(2)ビジネス書の開発と作家・著者に関する研究
(3)ビジネス書の文化向上に関する研究
(4)外部研究委員「ビジネス書30人向上委員会」の設置
(5)イベント「日本ビジネス書大賞」の制定             

-などである。                          
                                   
とりわけ、(5)イベント「日本ビジネス書大賞」の制定は、その年のビジネス書の日本一を表彰する制度を設ける企画にした。当然のことながらノミネートするビジネス書は当研究所の出版物に限定しない。      
                                   
「ビジネス書文化開発研究所」の外部研究委員「ビジネス書30人向上委員会」も必要だと考えて入れ込んでみました。             
                                   
こういった一連の施策を通して「出版社」として「文化性」「社会性」を啓蒙・推進していく。実はこうした姿勢がPRの根源的な使命なのです。 
                                   
[B]女性のためのビジネスBook研究会「ビビ研」の設置
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ビジネス書といえば男性の読者層がメインターゲットであることは百も承知ですが、近年女性の社会進出に伴い、女性の存在を無視できない時代となった。そうした社会潮流をうけて、女性からみたビジネス書を論じ合うコミュニティがあっていいのではないかとの認識で企画してみました。 
                                   
女性といってもOL・女子学生・主婦などいろいろな層があるわけですが、女性にしかない、女性特有の感性を生かせぱもっと別の「ビジネス書」が誕生するかもしれないと思っています。女性の発想・提言による「ビジネス書」がベストセラーになる日も遠くはない・・・と。        
                                   
私の偏見かもしれないですが、女性著者のビジネス書はなぜか表紙に著者の顔写真が大きく載り、いかにも美人を装うかのようにみえます。明らかに本の内容よりも女性を見せようという計算がありあり。それを購買動機にする男性読者がいるから出版社もそういう見え見えの演出をするのかもしれない。こうした出版人の貧弱な発想に悲しくなってしまいます。  
                                   
OL生活向上委員会 
http://sweet.cside5.com/ol.htm  という有名な情報機関がありますが、これの「ビジネス書版」といった位置づけです。 
                                   
会員は、ビジネス書好きの大学の女性教授、女性マーケッター、広報ウーマン、主婦ライターらで構成されます。               
                                   
「ビビ研」で研究された活動内容は社内マーケティングへのフィードバックや社外マスコミ向けに情報発信していきます。           
                                   
この組織、依頼人会社のマーケティング機能が第一義的となります。社内の担当者は1人程度でよく、あとは外部運営でいいと思います。よく急増するビジネスウーマンの女性読者層を開拓するために、当事者である女性の意見を吸収し、実際の商品反映に活かそうというわけです。     
                                   
広報的には、「ビビ研」自体がマスコミで一人歩きできるように、取材依頼をかけ、大きく取り上げてもらいます。プレスリリース風にいうと、 


「ビジネス書人気の裏に女性の視点!ビビ研誕生で出版社も知恵絞る」 
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となります。                           
                                   
最終的には、「女性のためのビジネス書」という新しいマーケットを創成していくのが目的になりますが、そのために「ビビ研」は参謀機関であり縁の下の力持ち的な役割を演ずることでしょう。           
                                   
[C]「試写会ならぬ試読会をネット上で展開「ネット試読会」   
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映画なら出来上がった作品を関係者だけに事前に集めて「試写会」をやりいわゆる「公開前の前人気」をあおっていく作戦になるわけですが、書籍の場合、本屋さんの店頭で書籍を立ち読みされるのを期待するために、「事前の話題化」を図る必要があります。              
                                   
一般に「立ち読み」は敬遠されるところですが、読者の側に立てば本屋さんで「立ち読み」できない店など本を購入できないというわけです。  
                                   
「立ち読み」もいいけれど、できるたけ本屋さんに行ってすぐに本を指名し購入して欲しいための戦略が「ネット試読会」なのです。映画でいう「予告編」と「試写会」の2つの機能を持ち合わせたようなもの。   
                                 
「ネット試読会」会員は公募すればいい。そして、「あなただけに読ませます、出版前のゲラ原稿を特定会員にだけ閲覧させ、プレミアム読者の気分にさせる。出版に際して、キャッチフレーズや書名など会員の意見をできるだけ取り入れるモニター機能」など。              
                                   
本屋さんの店頭で書籍が並ぶ前に、あるいはマスコミで書評記事が掲載される前に、この「ネット試読会」の会員である「ファン客」「見込み客」「指名客」が一番先に口コミの先兵となって活躍することでしょう。もちろん会員が増えるごとにデータベースも蓄積されるのでそのための、つまり会員獲得のための「無料セミナー」「無料講演会」を開催してもいい。
                                   
整理をしますと、「ネット試読会」は次の4つの機能・目的があります。

(1)ビジネス書のモニター機能
(2)ビジネス書周辺にかかわるマーケティング機能
(3)ビジネス書の販促機能
(4)ビジネス書の広報機能
                                   
[D]ビジネス書の書評リーダー会「ブックマークリーダーズ」     
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インターネットの「ブログ」や「メールマガジン」、あるいは「Web」等で活躍されているビジネス書専門の作者達を組織化(データベース化)し、彼らが運絵している媒体で新刊を取り上げてもらうように情報提供する。
                                   
彼らとの親派促進のために「ブックマークリーダーズ」という名の会合を立ち上げ、年に2回ほどは親睦会を開催してもいい。          

ネットで検索すると約1800人近い書評専門家がいることがわかった。それぞれの作者が所有している媒体の読者数を合計すると推定で60万人ということも。ネットといえどもこれぐらいの読者がいるとおろそかにできない。新聞で言えばブロック紙ほどの部数に値するわけだから相当の影響力だ。
                                 
上述の「ビビ研」や「試読会」それに「ブックマークリーダーズ」の3つが一堂に会する「合同会」や「忘年会」なんかも開催していいかも。  
                                   
「ブックマークリーダーズの活動目的は次の4つです。        

(1)ビジネス書(書評)リーダーへの情報提供(広報機能)
(2)ビジネス書(書評)リーダーへの意見聴取・提案
(3)ビジネス書(書評)リーダーへの講師(講演会・セミナー)
(4)ビジネス書(書評)リーダー達との人脈保持強化・親睦       
                                   
[E]書店向け「書籍紹介配信サービス」の活用      
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[D]でも触れましたが、新刊紹介をマスコミに情報提供するのがパブリシテイであるわけですが、マスコミだけなく、「書店」という巨大な流通チャネルにも「新刊紹介」していこうというビジネスがあります。    
                                   
ひとつは当社の「レビステ」
http://s-pr.com/reviste/  というサービス。
「レビステ」は出版社・書店・マスコミ・読者の4者のプレーヤーをITでつなぐ書籍情報流通サイト。「書評」を切り口にマスコミだけなく、書店にも「情報配信する」ビジネスです。                
                                   
実はまだ「レビステ」は本格的に稼動しておりません。すべてのプレイヤーのデータベース機能はOKなのですが、一部機能は未整備です。全国の書店データベース18000件は格納してありますので、すぐにでも書店への新刊情報の配信は可能です。もちろんこれはビジネスライクです。書店の件数によって配信費は違ってきますが、だいたい1000件程度で80000円程度。
  
もうひとつは、eパートナーという会社
http://www.e-ptn.com/  がやっている書店向け情報提供の「FaxDMサービス」だ。同サービスは著者に代わって本の売り込みサービス。すべてファックスで配信するもので、著者と契約して書店に直接著者を紹介、著作物を販促し受注まで代行する。費用は1000件程度で30000円程度。図書館へも配信可能。        

ここで大事な点はマスコミだけでなく、「書店」へも「新刊紹介」が可能なこと。「書店」配信をビジネスにしている点だ。          
                                 
[F]出版社向け原稿売り込みイベント「著者オーディション」の開催   
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最近はプログから出版へと発展するケースが増えてきていますが、出版社の命は「売れる著者を開発すること」。               
                                   
出版プロデューサーにとって「著者探し」は最大の悩みで喜びでもありますが、旧来の経験に基づいたノウハウと勘に頼ることなく、新しい人材開発すべきと思います。                       
                                   
具体的にはホリプロのアイドル発掘キャラバンのように、本を出版社に売り込みたい著者予備群を対象にイベント「著者オーディション」を実施するのです。                            
                                   
開催頻度は年に1~2回程度。できることなら特定出版社の主催にしないで、例えばビジネス書文化開発研究所の外部組織として「著者オーディションの会」(仮称)を作ってそこが主催する形で一番望ましいと思います。
                                   
「著者オーディション」の参加費はヒット作をもつ著者をゲストによんで懇親会をやるのもありかなと思いますので「10000円前後の有料」にしてもいいと思います。                        
  
「著者オーディション」の目的はとりもなおさず、ビジネス書のボトムアップをするために著者探しとテーマの開発です。「本にしたい人」は増えていると聞きます。ユーザはどんな原稿を本にしたいのか、事前に出版希望の候補原稿を集め、ノミーネート作をイベント当日に発表する、という手法。当然のことながらグランプリは出版社の企画出版扱いとします。 
                               
[G]マスコミを含めた情報発信部署「eコミュニケーション部」の新設   
                                   
上記施策を実施・成功に導くためには、専門社内組織を新設する必要があります。従来の「宣伝部」「広報部」の枠を乗り越えて、インターネットの駆使、あるいは書店、ユーザーなど「ステークホルダー」(利害関係者)に対して、文字通り「いいコミュケーション」を醸成する必要がある。よって、「eコミュニケーション部」を新設すべきと考えています。こういう事柄は企業の経営戦略や人事とも深く関与してくる重要案件なので外野席から「ああだこうだ」と簡単に断じてはいけないのかもしれない。  
                                   
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 ◎参考:中堅出版社も低コストの新刊「販促企画」に知恵を出しています。
  
  ●ビジネス社-広告に手書きメッセージ         
   
http://www.business-sha.co.jp/
  ●宝島社-本のつかみを「携帯で立ち読み」
   
http://itumag.s8.xrea.com/pub/206
  ●世界文化社-店員に試読本発送、引き込み作戦
   
http://www.sekaibunka.com/
  ●英治出版-店員に「英治新聞」をフアックス、引き込み作戦
   
http://www.eijipress.co.jp/                   
                                   
 ◎また、出版マーケティングコンサルタントの井 英司(どい えいじ)さんは
  「明日のビジネス書を創る会」主宰し、ビジネス書を書きたい人のための
  指導をしています。→ 
http://eliesbook.co.jp/greeting/                                      


発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。 私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。     マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。また、ハスカ式PRをひと言でいうなら「創作PR」の世界といっていいでしょう。古典PRというものがあるかどうか知りませんが、         私のは既存手法とはまったく違う独自開発したユニークな独創的PRといえます。