【自論】クレドと広報の関係 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【自論】クレドと広報の関係

私自身はモチベーションという世界に興味がありませんが、クレドとなると話は別です。経営戦略ははすべてここに帰結しますのできわめて重要だと思っています。しかし、クレドを意識しながら仕事をするとモチベーションがあがる? というお話を。


■クレドは心の広報(1/2)
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クレドっていう言葉を知っていますか。広報人なら知っていますよね。

会社の「信条」が書かれたカードを社員が携帯しながら仕事をすると、モチベーションとES(従業員満足)があがって、経営の効率が高まってくるというのです。

ひと頃、C.I.(コーポレート・アイデンティティー)という言葉がはやった が、今はこの「信条」に移行、重視される時代に。この「信条」を「クレド」という。
                  
まず、CREDO(クレド)とは、「信条、主義」を顕すラテン語で、信用や信頼、評判を意味するCREDITの語源となった言葉です。日本語で信条といえば、「堅く信じていることがら」「信念」という意味ですから、「行動指針」といえます。

ただ、ここで大事なのは「理念」と「クレド」とは違うこと。経営者が考えた方針を一方的に押し付けるのが「理念」で、一人ひとりが行動に移すよう考え行動するための指標となるのが「クレド」といえそうです。

一般的に、社員に対するものが「企業理念」。もっと広い意味で、社員、お客様、環境や存在意義、ステークホルダーへのアピールが「クレド」。従業員が判断してお客様に対し正しいと思う行為。その心は共感と行動だという。

クレドの具体例。

レジのとこで、コロッケ(パックのまま)落としたお客さんが「結構ですよ」といったとしても、そのレジ係の判断で新しいのと取り替える。

みかんを箱買いしたお客さんを前に箱を開け腐れていないかすべてチェック。これらは経営者や店長に指示されたのではなく、社員の判断で行われる。そんな行動に出る元となったクレドが「お客様に喜ばれるサービス」になる。

これだけの行動が出来るためには、クレドと個々人の価値観や解釈などとすり合わせることが必修かもしれない。企業も人も芯が通ると、行動に迷いがなくなる。決断が短くなる。プレスリリースなんかで表れない「心の広報」が顧客との接点、現場で表現される。

クルドは今では形を変えて「経営哲学」「行動指針」として世界中の企業が採用しています。ソニーは創業時の従業員わずか10数名の町工場時代に「設立 趣意書」というクレドを作り、そこから今日への発展があったと聞きます。

■クレドは立派な広報素材(2/2)
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ある人がロゴマークなどのCIが外向け、クレドは内向き(社内向き)のものだから、広報ツールとして外に対しては発信してはいけないのではないか、と質問してきました。

私はそんなことは全然ないと答えました。クレドは従業員のみならずステークホルダーほかに浸透していくためにはその中身もどしどし公開した方が得策だと考えています。

それは商品やサービスを通して人や社会に褒められたいというのが働く意義であり、生きがいというものだと思います。メディアで紹介されるということは企業を取り巻くすべてのステークホルダーから社会的評価を得られる客観的証しになります。

むしろ「広報は目に見えにくい信用や評判を獲得するもの」であることを考えれば、クレドのような企業理念を共感と行動であらわすコミュニケーションサービスこそ、評判づくりの原点であると思います。

その点で、クルドは十分「広報の素材」になり得るし、その視点から経営戦略を構築しなおす必要があるわけです。

クレドを導入すると、人事・営業などのインナーはもちろんのこと、対外向けの様々な企業活動のシーンでも驚くほどの効果が出てきます。

日本クレド株式会社(東京都千代田区、吉田誠一郎社長)は「日本のすべての企業にクレドを」をテーマに誕生した日本初のクレド専門会社です。
http://j-credo.com/

クレド・メディア・システム(CMS)構築を主な事業内容としている点がユニークだ。加えて、同社社長、吉田誠一郎氏のブログ「 マイ・クレドをつくろう!」もおもしろい。▽
http://blog.goo.ne.jp/nihoncredo/

クレドの達人と呼ばれている人もいる。林田正光氏(下の画像)がその人。HAYASHIDA・CS総研の社長でもあります。


PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-林田正光氏


▽HAYASHIDA・CS総研 http://www.hayashida-cs-soken.com/

林田正光社長の経営信条。


1.顧客満足
2.従業員の満足
3.社会の満足
4.オーナーの満足
5.取引先満足

クレドを就業規則に取れ入れ、それを社員手帳に作成するサービスを、有限会社人事・労務(東京都港区、矢萩大輔社長)
http://www.jinji-roumu.com/ という会社がやっている。

▽社員手帳サービスhttp://www.jinji-roumu.com/es/sasshi_syainnote.html

クレドという書名ではないけれど、類似の思想、考え方をあらわす本は多数でています。有名なものに、リッツ・カールトンやジョンソン・エンド・ジョン ソンの本があります。

▽本「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」かんき出版
http://tinyurl.com/24ug92
▽本「成功経営の法則―ジョンソン・エンド・ジョンソンのグローバル・スタ
ダイヤモンド社
http://tinyurl.com/yvrtfo
▽本「お客様の感動を生む」あさ出版
http://tinyurl.com/2z58cz
▽本「『朝』日記の奇跡」日本能率協会マネジメントセンター
http://tinyurl.com/2g988k

経営の舵取りの厳しくなってきたこの時代、社長はどこに向かって経営をしていくのか全社員に明示でき、そこで働く社員は安心して自分の人生を託すことができる。


そんな会社づくりがミッション(使命)であり、クレド(信条)なのだと思います。ミッションはクレドは広報戦略と密接な関係にありますね。


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発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、         
                     「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
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