【自論】社会発の発想を
アイディアや企画などモノゴトを考えるクリエイティブな作業をする時、一番重要な位置を占める「発想」の作業環境を、ほとんどの方が「会社内」「事務所内」「PCデスク前」でやっています。
これではダメ。こういう「習慣」でいる限り、素敵な発想は生まれない。この習慣から脱却しなければ斬新なアイディアや企画は出てきません。自社の商品サービスの企画を会社内にいて、自社の人間同士で考える、こういう習慣がNGなのだ。

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ではどういう状態だったらいいのか。どうすべきなのか。
企画を立案する人を仮にプランナーと呼ぶとする、プランナーは通常とは違った環境のところで仕事をしなければいいアイディアや企画はなかなか生まれてこない。
異なる環境にしなければ。そう、異化環境にして「異化作用」を作るのだ。そうしないと斬新でユニークなアイディア発想は出てこないというのが、ハスカ式発想術の基本です。外部の眼や血を入れて「異化」していけばいいのです。
私は学生時代、ご多分に漏れず「演劇青年」だった時期がありました。ドイツの劇作家ベルトルト・プレヒトにぶいぶんとかぶれました。プレヒトの哲学に「異化しないと本質が見えない」というものがありまして、その異化理論を私はビジネスの世界、とりわけ、「広報」「PR」という分野で導入・活用しようと思っています。
社内にいてPCデスクトップの前に座っていても、新しいことなど何も発想できない。第一、自社商品やサービスは自分が一番知っていることと思うこと自体がそもそも間違いなのだ。
むしろ、自社商品やサービスはひよっとしたら「これでいいのか、間違っているのではないか」と疑惑の念と仮説をもって臨む、この姿勢が大事なのだと思います。満足した時、その商品サービスも終焉に。おごらず、さらなるクオリティを追求していく。その原動力となるのがバージョンアップのための新しいアイディアだと思います。
仕事場の環境や顧客や商品の対象を異化していく。そうすることで冷静に分析するでき、社会に役立つユニークな発想が生まれる。社会に必要なビジネスなら利益はあとからついてくる。社会というフィルターからミッションを落とし込んでいけばいいのですからね。
新しい化学反応「異化作用」は外部との「連携」によって生まれます。外部の専門家の意見やアドバイスをビジネス戦略に活用していくのです。
私の場合、いい発想をするための原点は「環境」です。
具体的には「会話」「自転車」「散歩」の順です。
私は女性の得意なペチャクチャしゃべっている時が一番「アイディア創出に花が咲きます」。ランチコンサルというユニークなサービスを始めたのもそういうところにヒントがあります。食事と会話、こんなシーンにアイディアが生まれます。
きょうの結論。会社にいながらにして発想する「社内発」、これではダメ。会社より一歩外に出て、第三者である専門家と連携し、ビジネスのことより社会問題を考える「社会発」の発想をする。そこで生み出されてきたものを会社に持ち帰り、自社に注入する、そういうやり方がこれからの時代にふさわしいと思っています。
まず、「社内発」ではなく、「社会発」の発想や行動様式に変えていく。

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社会で起きている事柄「社会問題」の解決を最優先にする。そこで取り決めしたことを、自社のリソース(資産)を活用して商業ベースのビジネスに変換していく。
変換したあとはマスコミに公開情報として発表していく。マスコミ報道されることにより、そのエネルギーを社会問題の解決に近づけ、まわりまわって、企業の商品サービスにオファーがくるという流れ。ほとんどの会社の活動はこの逆になっています。
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発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、
「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
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