【本】見よ!書評パブリシテイの威力を | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【本】見よ!書評パブリシテイの威力を

PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-さいごの色街 飛田 PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-井上理津子さん

-----------------------------------------------------------------
発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、         
                     「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
-----------------------------------------------------------------

フンフィクションライターの井上理津子さんが書いた本「さいごの色街  飛田」(筑摩書房刊、2011年10月、2100円)が5万部の重版に入った。


その売れ行きの理由が「パブリシテイ」だという。パブリシテイというのは広告や口コミでもなく、プロのジャーナリストが報道する記事(テレビの場合は番組としてオンエア)によるコミュニーション手法のこと。その記事や番組をみた人たちが本を購入したことになる。


私はソーシャルメディアを基本的に信用していない人。ソーシャルメディアの対語は既存メデイア。私は既存メデイアしか信用しない「古い価値観」の人。


この本が(私の職業である)パブリシテイによって本の売れ行きが違うことを証明していた。出版業界の業界紙「文化通信」が2012/2/27付の記事がそれだ。


私はいつも不思議に思っているのですが、著者はなぜ自分の著書をパブリシテイしないのだろう。本のPRは版元まかせというのがほとんどだ。はっきりいってアマゾンのキャンペーンなんかは無意味。気休めにしか過ぎない。やはり社会のキーマンであるジャーナリストという第三者が伝統あるメデイアで紹介してこそ伝わり知られていって売れていくものだと思う。


ソーシャルメデイアで自分の友人知人に知らせるなんてたかが知れている。何百や何千止まりでしょう。1万もいかない。だから力はないんだ。ソーシャルメディアが好きな人はパブリシテイの威力を知らない人たち。


ここは不特定多数の巨大メディアにドスンと情報爆弾を投下しなくちゃ、影響力、伝達力などない。そういう意味でパブリシテイこそが効率的に伝える有効弾だと思う。


[本の内容]

遊郭の名残りをとどめる大阪・飛田。あらゆる矛盾を飲み込む貪欲で多面的な街に、なぜ人々は生きるのか。迫真のノンフィクション。


[目次]

第1章 飛田に行きましたか
第2章 飛田を歩く
第3章 飛田のはじまり
第4章 住めば天国、出たら地獄—戦後の飛田
第5章 飛田に生きる
第6章 飛田で働く人たち


[著者・井上理津子さん]

1955年生まれ。フリーライター。大阪を拠点に人物インタビューやルポを中心に活動を続けてきた。とくに、生活者の視点を踏まえた文章が多い。

プログ:フリーライター井上理津子のなんだかんだ日記
http://d.hatena.ne.jp/yasaiotabeyo11/

----------------------------------------
2012/2/27付 文化通信の記事全文


筑摩書房 「さいごの色街 飛田」 重版重ね5万部超

------------------

筑摩書房が昨年10月20日に初版4000部で発売した「さいごの色街 飛田」(井上理津子)=写真=は、2月27日の8刷1万2000部で、累計5万4500部に達した。大阪の限られたエリアのノンフィクションだが、新聞書評などで数多く取り上げられ、まだまだ伸びている。


「パブリシテイ-が絶え間なく出て、単行本としては久しぶりに大きな数字」と同社・小島秀人取締役も同書の売れ行きに驚く。決して多い初版部数ではない。「最初は関西の大型中心の配本でした」と担当の販売課・高瀬有輝氏も話す。


11月の2刷1500部、3刷3000部からも、半信半疑の対応が見て取れた。しかし、その後、関西を中心に売れ行きが伸び、12月には4刷と5刷各8000部、1月に6刷1万部と重版ロットは増えた。飛田は大阪市西成区にある「遊郭」だ。他の地域では見られなくなったかつての遊郭の雰囲気を残す街として、知る人ぞ知る街だ。


同書はフリーライターの井上理津子さんが、この色街を取材拒否にもめげず12年かけて取材したノンフィクション。類書がないということもあって、テレビや新聞、雑誌で数多く取り上げられている。「大阪、近畿を中心に対応していますが、勢いは衰えず全国に広がっています。


大阪では若い女性が手に取る姿も見かけます」と高瀬氏が述べるように女性層にも広がる。著者もTV出演や書店でのトークイベントなどに積極的に登場し、パブリシテイのおかげで「飛田」の認知度が高まり、売れ行きが伸びそうだ。
四六判、304ページ、本体2000円、ISBN9784480818317。(了)

----------------------------------------