【食】白黒と黒白のメニュー
白黒ギョーザ「ちょもらんま」(東京・恵比寿) 黒白たこ焼き{「たこ昌」(大阪)
黒白おむすびを提案したのだが・・・
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発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、
「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
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きょう1月23日月曜の日本テレビ「every」(エブリィ)の特集は「恵比寿ギョーザバトル」だった。東京・恵比寿地区における変りダネぎょうざ店4店がオンエアされた。
その中のひとつ、有名な際コーポレーションが運営する「ちょもらんま恵比寿西口店」の白黒ギョウザ(通称パンダ餃子)。白黒餃子(4個) 540円。黒い皮は竹炭パウダーを注入したもの=上左。
私は一昨年、大阪のたこ焼き店「たこ昌」で「黒白たこ焼き」のメニューを提案して採用され、その話題がマスコミの話題をにぎわしたとがあります=上右。
なぜマスコミが報道したのか。どこがおもしろいか。「黒白たこ焼き」の黒白をコクハクと読み、そこからの言葉遊びで、愛の告白(コクハク)につなぎ、バレンタインデーに女性から男性に愛の告白ツールとしてプレゼント品に位置づけた。チョコの代わりにたこ焼きを贈るというチャレンジ。2週間で7000個(8個パックで@777円)を販売した。
この「黒白たこ焼き」の成功をヒントに、昨年ランチコンサルをやらせていただいた、株式会社縁結びという会社 が運営する手作りおむすび店「おむす人」 に、「黒白おむすび」を作って、これでPRに打って出たらと提案したが、残念ながら採用されなかった。▽その時のリポート「おむすび屋さん(8/25開催分)」 http://ameblo.jp/pridea/entry-11003485721.html
食材の色をこのように白と黒の2色で対立させ物語を作ることで、立派なPR素材に生まれ変わる。上述の「白黒ギョ-ザ」の発想は単にギョッとする面白さだけで終わっていたのは残念だ。私とはそもそもの発想のスタート時点から違っていたのだ。
白黒をシロクロとするかコクハクとするか、たったそれだけで発想は大いに違う。確かに黒色をした食品は食欲が湧かないという指摘はわかるが、それは食べたときにそのネガティブなイメージをひっくり返すだけの味覚にすればいいだけのこと。
私の発想は「バレンタインデー」という文化に斬りこんだ点なのだ。「旬」にピントを合わせ、笑いで人の心をつかみ、せちがない社会をおもしろくしていこうというささやかな試み。その発想の根本はどこまでも、大衆であり、文化であり、社会でありたい。