【店】難しい飲食店のPR企画 | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【店】難しい飲食店のPR企画

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発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」だったのかとうならせる、         
                     「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
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過日、そんめん専門の飲食店からお声がかかったので出かけ、レクチュアとオリエンを受けると同時に、用意していた簡単なPRアイディアを持参・披露させていただきました。そうめんの麺を販売する店ではなく、そうめん料理専門の飲食店です。


ところが商談は即座に破談。


私は通年型「そうめん専門飲食店の経営は難しい」との想いがあり、いじるとすれば「ユニークなメニュー開発」しかないとの考えをもっていました。マスコミ報道に耐えうるユニークな「そうめんメニュー」を開発、それが報道になって話題を呼び、なんとか半年程度はもつかもと。しかし、それをやったとしても1年はきびしいかなあと。


経営者は「メニュー開発が前提でのPR活動なら対応できない」といってきました。その理由は、調理場が狭いうえ、自分1ひとしかいないので開発に時間がとれないというものでした。既存メニューは苦心して作ったのでこれ以上増やしたくないとも。


聞けば、立ち食い型の「そうめん専門店」が究極の目的なのだという。それはアリだと思うけれど、それならば人々の往来が激しい1階路面店の立地でなければ。


それなのに、店舗の位置は東京・新宿のネオン街のビルの地下1階。店内を見渡すと、以前の引継ぎ資産なのだろう、女性が接客にあたるような「パブ」「スナック」「クラブ」のようなインテリア仕様で、腰の低いソファとカウンター、5-6坪程度の店だった。地下ゆえ窓がなく、殺風景な雰囲気は飲食店にとって致命的とさえ感じました。


私は日本初と思われる「そうめん料理専門店」の経営戦略に多大な関心を持っていました。どんな客層にどんな商品をどんな売り方で1年間やっていくのだろうと。


「立ち食い型・そうめん専門店」を目指したいのに、ビルの地下1階での運営ではそもそもスタート時点から経営戦略が間違っている、そう思っていたのです。


ところが、実際、経営者にお逢いしてみると、相当なマーケティング戦略家で経営コンサルタント風でもあり、弁舌さわやかな方だった。だからこそ悔やまれるのですが、おうおうにして飲食店に失敗なさる方はこの手の「優秀な方」が多い。自分の戦略、組み立てなら少々無茶してもいつかは軌道に乗ると。この方もそんな一人でした。


しかし、長丁場での経営を考えると、ネオン街の地下1階の店舗立地ロケーションではもはや話になりません。「戦わずして勝つ」という言葉がありますが、この店はこの逆で「戦わずして負けている」というイメージでした。お客さんを来さないようにしているのですからね。


ちょっと冷静になると誰でもわかることなんですが、クイックサービスと大量客動員をモットーとするのが「立ち食い飲食店」の戦略。ビルの地下1階で「立ち食いそうめん店」って存続し得るでしょうか。


まったくノーですよね。私は自分の考案するPR企画で半年間店を持たせ、その間、蓄えた資金で次の店舗に早く鞍替えした方がベストという案を提案したのでした。


しかし、経営者の熱い思いは絶ち難く、この冬をどうして乗り切るか頭いっぱいで、開店したばかりの店を早く撤退して次の店で新規巻きなおしを図るべきという案にはとうてい乗れないというものでした。


そりゃそうでしょう。私がお逢いしたのが開店後2ヶ月もたっていない10月12日でしたから。おそらくお正月が終わったあたりで業績(集客動員)をみて今後の対策を考えざるを得ないでしょう。そのときになっては本当は遅いのですが、資金潤沢であれば持ちこたえることはできるでしょうけれど。


これまでの経営者との話をまとめてみました。

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[1] そうめん料理専門店というのに、なぜかオープンは今年8月後半。「そうめん=

   涼」石とするなら夏場の繁忙期を想定、オープンは5月が順当で、遅くても

   6月には開店すべきだったのに、夏も終わった8月末というのは解せない。


[2] 夏イメージの強いそうめん料理を冬場にどう展開して乗り切るのか、それこそ

   が最大のテーマなのに、それをそうめんの温麺である「にゅうめん」程度の話

   しか聞けなかった。一般大衆が「にゅうめん」をそんなに食べたいと思うか。


[3] なにしろ主力商品の「そうめん」の料金が390円と低料金すぎるものですから、

   これでは昼間はともかく夜はやっていけないだろうなと。夜はアルコールがある

   からそれで集客できると。だとすれば業態が変わってきます。「そうめん居酒

   屋」になってきます。しかし、売りはどこまでも「そうめん料理」の食べ物屋さん

   だったはず。コンセプトが二分してきますよね。


[4] 確かに味はおいしいと評判。小豆島の手延べそうめんで、そうめんの持つ「ゆ

   るくだるい感触」ではなく、「シャキッとしたこしの強いそうめんが魅力」と同店訪

   問者の多くが書き込みをしています。そうめんがおいしいことはいいことです

   が、これをどうやって冬場に食させるか、ここですよね。


[5] 立ち食い型そうめん店を目指すのだけれど、ここは0号店。さまざまな実験をし   

   てそうめん専門店としてノウハウを確立、できるだけ早い時期に地上の路面店

   で正式な1号店を開店したいと。なるほど。しかし、それを実験するにはちよっと

   環境が悪すぎるのではないか。

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私が提示したPRアイディアは口頭ではありましたが、次のようなものでした。時系列的に、暫時、PR活動を展開していきます。しかし、いずれもメニュー開発(そうめんの使い方、食べ方というソフト部分の啓蒙)が条件でしたが、それができないということですべて流れてしまいました。


[1]12月は忘年会などで飲む機会が多いシーズン。そこで、「飲んだらそうめん」

  メニュー開発し、飲んだ後の「二次会」や「締め」で食べてもらう「そうめん」に位置 

  づける。もちろん冷たい「そうめん」ではなく、温かく、さっぱり味の「そうめん」。


[2]近づくXMas向けに「そうめんケーキ」を開発、店内とWeb上で販売する。画像

  は一番下にあるイメージです。つるつるそうめんをみんな大好きなパリパリの食

  感に変身するもので、とろとろの卵も美味しいという、安くて実用的なケーキ。キリ

  ストの誕生を祝う日なので商品名も「アーメンそうめん」ケーキというのは如何。


[3]次は大勝負。正月に「そうめんを食べましょう」というキャンペーンを展開。これは

  細い麺のように長生きできますようにとの狙いから「年越しそば」を年末に食べる 

  習慣は冬の風物詩ですらありますね。⇒画像は上から1段目 ところが最近では

  年末は「そば」にゆずったから、年が明けて新年になったら「うどん」をというわけ

  で、「年明けうどん」というのを讃岐の組合が町おこしのように取り組んでいます。

  ⇒画像は上から2段目 これを黙ってみているわけにはいきません。ならば「新

  年オイシそうめん」をメニュー開発して、新年の食習「そうめん食い」のプロモ

  ーションを展開。もちろん温麺。野菜たっぷりもあれば、みょうがに葱というシンプ

  ルな食べ方の2つを提案。⇒画像は上から3段目。


[4]働く女性向けのそうめん「うーめん」を。 温麺(うーめん)と読めるからだ。ただ

  現実には当該店舗では不向き。理由は立地。ネオン街の地下1階の店には女性

  は行かないだろう。だからやるとすればネット販売とデリバリーだけだ。 


[5]メジャーの野球選手のイチローが朝食に「そうめん」を常食にしているとの話題を

  活かして、こちら日本でも朝からそうめんを食して欲しいとの気持ちを込めて「朝

  からそうめん」。可能ならば、テレビ朝日の「朝まで生テレビ」の出演者全員に提

  供するなどして「朝からそーめん」を流行らせる。冷温の2タイプ用意。


[ターゲットと販売時期]


・飲酒後の大人向けに「飲んだらそうめん」------12

・子どもと家庭向けに「そうめんケーキ」 -------- 12月

・ヤング男女向けに「新年オイシそうめん」 ------ 1月

・働く女性向けに「うーめん」------------------ 3月

・ビジネスン向けに「朝からそうめん」----------- 4月


上記、いずれの案も一蹴されたので採用されなかった。新メニューを作る気がない人にいくら提案しても、「暖簾に腕押し」「馬耳東風」・・・話になりませんなあ。無念。