【発想】創発思考の時代へ | PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~

【発想】創発思考の時代へ

PRアイディア直売所 ~作って売るから安い~-蟻の画像

発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。


私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。


マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」なのかとうならせる、

                    「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。

-----------------------------------------------------------------


これからの時代は「創発的思考」が主流になるでしょう。


■既存のものを「つなげて」みる(1/2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
マスコミからの問い合わせに対応することだけが広報の仕事だと思っている人がいるとしたら、それは大きな間違いで時代遅れといっていい。

昔は文芸志向で文章上手、比較的おとなしい性格の人を広報セクションに置いたもので、そのために営業部門からは嫌われ者の「窓際族」と呼ばれていた。

しかし、今は違う。常に戦略志向で攻めの経営センスがなければつとまらない。広報こそ「攻めそのもの」だと信じている私は一貫して、「広報はアイディアだ」「アイディアの出ない人は広報に不向き」と唱えています。

さて、広報企画のためのアイディアは訓練次第で腕が上がってきますが、一定水準までに到達するには多様・多彩な案件をこなすことにつきます。

つまり、アイディア出しは、まずは量、そして質へと移行していき、クライアントに通る企画を優先し、一方で通らないかもしれないが、おもしろい企画はストックしておくというように、仕分けをしながらすすめていったらいい。

なあに、斬新なアイディアといってもノーペル賞クラスのものを期待しているわけではないのだから気楽に考えればいいのだ。「画期的なアイディアを出さなければ」と気負えば気負うほど生みの苦しみにつながっていきます。

アイディア出しでもっとも有効なのが「既存のアイディアを組み合わせる」やり方。ゲットしたマーケティング情報をごちゃまぜにすると融合反応を起こし、新しいアイディアがひらめいてきます。

「ひらめきはアイディアの引き出しの数で決まる」といった人がいたが、私もそう思います。混ぜ合わせた情報が頭の中で融合し、醗酵して、新しい情報アイディア)に生まれ変わっていくのです。

例えば、「和」と「洋」をごちゃまぜにすると「和洋折衷」になります。

▽月見大福、フランスおせち料理、洋風懐石
▽すしパン、すしバー、そばめし、
▽畳ベッド、お茶漬けラーメン、そうラーメン、蒲焼ハンバーガー

まったくつながりのないモノ同士をごちゃまぜにすると新しいアイディアが生まれてきます。中でも二律背反する要素のごちゃまぜを「悪魔の結婚」といいます。

▽食べるほどダイエット、おいしい薬
▽生前葬、別れても好きな人、ライバル同士の合併
▽明るいドラッグ、冷やしカレー、ホテルのような病院

「今までになかったこのつなぎ方は面白い結果になるかも」と好奇心旺盛にいろいろと巡らして連想することが新しいアイディア発掘につながります。

アイディアはある意味、既存の要素の新しい組み合わせだと思いますので、できるだけ多くの視点を持っておくことが大事です。

■ひらめきは部分から全体に(2/2)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
新しいつなぎ方をするために、そのソースを人に求めていくことも一つの手ではあります。いわゆる「人脈」ですね。文字通り人脈拡大です。人脈といってもそれほど有名人、オピニオンリーダーでなくてもいいと思います。

私たちは日常的に自分が話をしているうちに、「話していて気づいたんだけど」といったような新たな「気づき」に出会うことがあります。

その出来事を意図的に起こそうというのが今流行っているコーチング(聴いてくれる人)なのかもしれない。そうだとすれば私は広報業務に特化した「広報コーチング」という役割を演じるには格好の適性があるのではと思っています。

いろいろな既存の情報をごちゃまぜにしてつなげていくと、筋書きにないドラマに生まれ変わることがあります。これを「創発」(そうはつ)」と呼ぶことができます。

もともと「創発」とはシステム用語で、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることをさします。局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される状態のこと。

「創発」はシステムを中心に複雑系の理論において用いられる用語でありますが、今日では非常に多岐にわたる分野でも使用され、拡大解釈されることも。


例えば、アリは一匹一匹に高い知性はありませんが、群れとしてはとても複雑な共同作業をします。巣をつくり、ごみ捨て場や、死んだ仲間の墓地もつくります。


個々の単純な動きが相互に作用し、いわばボトムアップで思いがけない高度な秩序が生まれていく。そういう現象を創発と呼びます。


また大都市でも、トップダウンの都市計画より住民の相互作用から生み出された街並みの方がうまくいく。これも創発といえるでしょう。


意表をついた組み合わせ、発想やビジネス連携を期待するものとして最近盛んな異業種交流会というものがありますね。あれなどまさに「創発効果」を狙ってのものでしょう。

一企業という個だけでは発揮し得なかったことノウハウも異業種の個同士が連携することにより、全く新しい価値を創造していくことになるかもしれません。

広報アイディアの源泉である「ひらめき」は、自分とは違う環境・領域にいる人と逢うことから始まり、その人と話していることで生まれると思っています。

これからの広報パースンは単に社外の人脈拡大というだけでなく、さらにその人の魂の部分にまで入り込んで、お互いにWIN-WINの関係になるような思想連携を基盤にした「創発的視点」こそ、最も重要な要素と考えています。