【本】AKB48のマーケティング本
発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】ハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
マスコミと読者を「ハッ」とさせ、「ソウ」なのかとうならせる、
「わがハッソウ(発想)術は永久に不滅です」。
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AKBビジネスをマーケティング面からとらえた本が2冊出た。11月に一冊上梓される予定(表紙画像はない)なので、時を同じくして文字通り「三つ巴の戦い」になった。
まあ、この著者メンバーからするとその企画力といい、筆力からいえば村山涼一さんがダントツの部数と思われる。
が、いったい、この本を誰が買ってどのように読み使うのか。まさかAKB愛好者ではあるまいに。彼らはこの種の本を買って楽しむような連中ではないと思うのだが。
だとすると、AKBビジネス成功の分析することはヤング系ビジネスを狙うどんな企業でも使えるノウハウが備わっていると。そんな馬鹿な!
一度読んで見たい気もするが、どうせ読んだところで「なぜ総選挙方式にしたのか」程度のものだろう。
これらのマーケティング本が出ることによって自分でも気づかなかった総合プロデューサーの秋元康氏が今頃ニヤニヤして、どんどん出してくれ、書いてくれ、といいたいのではないか。
一番トクしたのは秋元氏本人だろう。秋元ブランドの価値が高くなったわけだから。
私にいわせれば分析などしなくてよろしい。成功の秘訣はもちろんのこと、彼女らの魅力に中身など何もないからだ。何か芸があるか。何もないじゃないか。
あるとしたら若い女の子が普通に持っている趣味程度のものではなかったのか。そんなもの、お客様がお金を支払って楽しむような芸当ではない。
歌姫・美空ひばりは3歳の時から1000人をも大観衆を一瞬にして足止めする力があった。それが芸。あの歌声を聴いてどれだけたくさんの人が希望をもてたか。
ビートルズがなぜ人気を博し、歴史を塗り替えられたか。テレビ「七人の刑事」がなぜ長寿番組になり得たか。
それはヒーロー、ヒロインをそれぞれ1人ずつ固定設定する万国共通の「感動の構図」が変わってきたからに他ならない。
見る人、聞く人、総じて、観客の価値観の多様化が始まった時代に入った。それぞれの客がそれぞれのスターを好きになってよい。だから、複数の、違うキャラ(スター)を揃える必要性が戦略的に社会的にあった。
私流にいえば「なぜ48人」だったのか、なぜ「46人」や「50人」ではダメだったのか、その1点だ。そこに合理的な説明などないはずだ。舞台に立った場合、見栄えがする人数、配列を考え踊りやすかったから、その程度ではなかったのか。
その伝でいけば「なぜ48」だったのか。私がマーケ的視点で知りたいのはこれ1点だけだ。ほかはあれだけの資金を投入すれば成功するに決まっている。
戦略的にいえばこの48人の前に「なぜ秋葉原AKBだったのか」、せいぜいこの辺だ。この2つで他には何もないっ。あとは台本に従ってその通りに動けば良いだけだ。芸などもともとないのだから。
成功の理由を「後付(あとづけ)にするな」といいたい。誰にでもできる後付の理屈本などお金を出して買う価値はない。
なんならそれだけの予算を私にください。今のAKB48よりもっとヒットさせてあげるから。
[1]AKB48総選挙に学ぶ心をつかむ技術
(三浦博史著、フォレスト出版) 2011年09月
[2]AKB48がヒットした5つの秘密
(村山涼一著、角川書店) 2011年10月
[3]AKB48ビジネスを大成功させた“7つの法則”
(溝上幸伸著、あっぷる出版社) 2011年11月上旬

