【知恵】飲食店は知恵を出せ!
発想とアイディアを独自の視点から研究している【伝説のPR職人】のハスカです。
私の一貫したスタンスは「あらゆるビジネスの根本は発想・アイデイアにある」。
さて、上の画像の一番左は、こんにゃくを使用した「擬似レバ刺し」(商品名はマンナンレバー、画像はハイスキー食品工業のHPから拝借)、一番右画像(週刊プレNews記事より拝借)はそれを開発したハイスキー食品工業 の菱谷龍二社長と息子の菱谷哲嗣さん。
焼肉チェーン「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、現在もユッケやレバ刺しなど生肉の提供を控えている飲食店は多いうえに、厚労省は生肉の表面の加熱殺菌を罰則付きで義務付ける新たな衛生基準を発表、10月から施行されることになった。
また生レバーに関してはさらに厳しく、すでに暫定処置として全国の都道府県に提供自粛を求める通達が出ているうえ、今後の議論次第では年内にも提供が法律で禁止される可能性もあるという。
そんな中に誕生したのが「擬似レバ刺し」。見た目だけでなく食感や味も本物に限りなく近い。一般的にイメージするこんにゃくの臭みがまったく感じられない。
今春に発売された「マグロ風こんにゃく」がヒット。『マンナンレバー』は、その開発中に偶然誕生したのだという。開発責任者の菱谷哲嗣さんいわく。
「こんにゃくをマグロに化かすために、朝から晩まで山ほど試作品を食べました。そのなかに生レバーっぽい味と食感を持つものがあったんです。もしやと思ってゴマ油をつけて食べたら完全にレバ刺し! そして、その直後に集団食中毒事件が起きたんですよ。これは運命だと思って、さっそく商品化を提案しました」
いゃあ、すばらしいアイディアだ。ビシバシ、開発してくれたまえ。
もう1つ。下の画像で、佐賀県立神埼清明高校 の生徒さんが開発したという地元特産品のそうめんを生地に練り込んだ総菜パン「オニオンブレッド」。
オニオンブレッドは、地元の特産品「神埼そうめん」を生地に練り込んだパンに、食感が残るように厚めに切られた県産玉ネギをのせ、ブラックペッパーや県産アスパラガスを混ぜたマヨネーズソースをかけている。
依頼主はローソン。パンの製造を担当する「リョーユーパン」と3社が協議して開発したもの。同校はこれまで、神埼そうめんの製造過程で折れるなどした部分を再生粉としてパン生地に練り込む「そお?めんパンだ!」を商品化、商標を取得していた。
その技術力を見込んでのオファーだったようで、ローソンは「オニオンブレッドは10月中旬までの期間限定で、1個130円。約4万個の販売を見込んでいる」という。
そうめん生地をパンに練りこむ、これは誰も思いつかないね、グッドアイデイアです。
こういう知恵やアイディアを飲食店は今やっているだろうか。私はやっていないとみます。先輩、親方、師匠から教わった旧来の調理技法の「基礎業務」をメニューに反映しているだけで、「応用」「実験」「考察」「創造」ということをほとんどしない。
私は常日頃、「応用こそ創造性の真骨頂」と思っています。その時代に合ったタイムリーな商品企画をださなくちゃ。それには会社や店内に閉じこもっていないで外部の専門家と連携すること。それが一番の早道。
それはそうと、「変り種こんにゃく」というのがいっぱいあるんですね。それならいっそのこと、飲食専門店というのはどうだろう。こんにゃく自体の専門店は多数あるが、調理したメニューを揃えた飲食店は現在のところ1軒もない。
こんにゃくやきそば、こんにゃくラーメン、パスタこんにゃく、子持ちコンニャク 串、こんにゃくごはん、天ぷらこんにゃく、おでんこんにゃく、ぎょうざこんにゃく
黒糖こんにゃく(デザート)、こんにゃくゼリー(デザート)、こんにゃくソフト(デザート)
厚揚げ・こんにゃく春巻き、(デザート)野菜こんにゃく、豆乳こんにゃく・・・など。
こんにゃくがダイエットにいいというのは周知の通り。女性客に受けるのでは。店名は「こんにゃくざんまい」か「こんにゃく尽くし」というのが一般的ですが、これではお客様をゲストとしてお連れてするとき、サプライズ感がない。何の店かわからなくて、あとで「今夜食べたの、全部こんにゃくだった?えっ本当」という会話になるような店名○○○がいいね。
このブログを書いていたら、1枚の営業案内のFAXが飛び込んできた。タイトルが「めざにゅ~宴会プラン」。フジテレビの人気番組「めざにゅ~」で放送されたことを記念しての商品企画 。
早起きサークルの会合や朝食族を狙って朝の宴会メニューかと思い、丹念にみていくと期待はずれだった。FAXを送ってきた主は東京・新宿のハイボール酒家「しゃぶから」 というところで、今度の企画はビールやハイボールなど3時間飲み放題で3000円というもの。追加300円で、「しゃぶしゃぶ食べ放題プラン」になるとか。
お酒中心の夜の店だったのだ。朝の番組がオンエア推奨したのならば、「めざにゅ~宴会プラン」企画は、この際、早朝宴会族をねらって欲しかった。早朝宴会向けなら立派なニュースだ。需要の背景に人がいなければニュースではありません。
いまどき3時間飲み放題で3000円で、社会に発表する企画といえるだろうか。ちゃんちゃらおかしいのが率直な感想だ。飲食店の企画というのはこういうのが多い。
例えばランチは普通昼のものだけど、夜飯を昼ランチ価格と同じで提供する居酒屋の「夜ランチ」 が流行っているけど見習って欲しいね。こういうのを企画というんだとね。
とにかく「めざにゅ~宴会プラン」のFAX企画はあまりに芸がなさすぎます。
わかっちゃいるけど知恵がでない、アイデイアが出ないという飲食店幹部向けにカスタマイズセミナーを用意しました。私が講師をつとめます。
http://ameblo.jp/pridea/entry-11009988679.html
PS.
最後まで読んでくれた方に敬意を表して、「店名は○○○がいいね」のところの回答を。私なら「婚約」にしたい。「婚約」を「こんにゃく」と発音するのです。レストラン「婚約」です。やや、だじゃれっぽい感(今夜はどこで食う⇒こんにゃくう⇒婚約)があるが、女性同伴のとき、その「思わせぶり」な店名の方がウキウキするでしょう。
なんだか安っぽい三文小説に出てくるバーの名前のようでもあるけれど、業態の意味合いからして、楽しくいかなくちゃ。レストラン「婚約」ですから、こんにゃく料理を使った婚約式というPRイベントが浮かんできましたよ。
あとで「私をこんなところに連れてきて大丈夫?」という会話が出てくるようにしたいね。「粋でおしゃれ」とは思いませんか。日本初のこんにゃく料理レストラン「婚約」ができたら話題になるだろうな。
店ができから、メニューができてからでは遅いのです。店舗設計の前の段階からPR素材を散りばめて発想する、これが本当のPRの仕掛け人。